DVDにて観賞

マイシネコンでの上映がなかった映画でした。
A Day In The Life


解説
ジェフ・ブリッジスが破滅的な人生を送るシンガーを演じ、アカデミー賞主演男優賞
を受賞した感動のヒューマンドラマ。
かつて一世を風靡(ふうび)した伝説のシンガーソングライターの愛と再生を描く。
監督は、本作がデビュー作となるスコット・クーパー。
主人公と惹(ひ)かれ合うシングルマザーを『ダークナイト』のマギー・ギレンホール
が演じる。
俳優人生の集大成ともいえるジェフの熱演と、物語を彩るアメリカンミュージックに
注目だ。

あらすじ
57歳のカントリー・シンガー、バッド・ブレイクは、かつては一世を風靡したことも
あるものの、すっかり落ちぶれた今では場末のバーなどのドサ回りで食いつなぐしが
ない日々。
新曲がまったく書けなくなり、かつての弟子トミー・スウィートの活躍にも心穏やか
ではいられず、酒の量ばかりが増えていく。
そんなある日、地方紙の女性記者、ジーン・クラドックの取材を受けることに。
親子ほども年の離れた2人だったが、思いがけず一夜を共にしてしまう。
しかし、離婚の痛手を抱え、4歳の息子と2人暮らしのジーンは、関係を深めること
に躊躇いをみせる。
そんな中、巨大スタジアムで公演を行う弟子のトミーから共演の依頼が舞い込むバッド
だったが…。
A Day In The Life

恥ずかしながら、この映画を観るまではジェフ・ブリッジスという俳優のことはほとんど

知らなかった。

これまで何度もオスカーノミネートされて、今回、初めて、それも主演賞を獲ったと

いうことだ。

以下ネタバレあり

ジェフ演じるカントリー・シンガー、バッド・ブレイクはかつて売れっ子のカントリー

シンガーだった。

これ、「レスラー」の俳優、ミッキー・ロークと設定がダブるんだけど。

今は落ちぶれ、自暴自棄のアルコール依存症で場末のパブやボウリング場でライブを

こなす遠征暮らし。

しかし取材で出会ったシングルマザーの記者ジーンと恋に落ち、かすかな希望が灯る。

ライブの合間のつかの間の時間、ジーンとその息子と会うことで癒されていく。

しかし、酒で過ちを犯し、大切な人を失うはめに・・・。

ここでくじけちゃう映画なら、ダメなんだけど、バッドは偉かった。

断酒を決意し、立ち直る。

しかし時はすでに遅し。。。だった。

ラストは渋い。

ジーンとの再会を果たすバッド。

バッドはかっこいいセリフを残し、あるものをジーンに預け、別れるのであった。

カントリー・ロック、アメリカ横断の旅、そして恋。

渋い映画だった。