劇場にて鑑賞
第80回アカデミー賞4部門受賞
最優秀作品賞
最優秀監督賞(コーエン兄弟)
最優秀助演男優賞(ハビエル・バルデム)
最優秀脚色賞(コーエン兄弟)
キャスト
監督/脚本/制作 ジョエル・コーエン、 イーサン・コーエン
ジョシュ・ブローリン(ルウェリン・モス)
ハビエル・バルデム(アントン・シガー)
トミー・リー・ジョーンズ(エド・トム・ベル保安官)
ウッディ・ハレルソン(カーソン・ウェルズ)
ケリー・マクドナルド(カーラ・ジーン・モス)
ギャレット・ディラハント(ウェンデル副官)
テス・ハーバー(ロレッタ・ベル)
以下ネタバレあり
狩りをしていたベトナム帰還兵のルウェリン・モスは、偶然死体の山に囲まれた
ピックアップトラックを発見する。
そのトラックの荷台には大量のヘロインと200万ドルの大金が残されていた。
モスは自分の人生を大きく変えることを知りながらも、その金を奪ってしまう。
この瞬間からモスの命は狙われることになる。
身の危険を感じたモスは、愛妻カーラ・ジーンに実家に帰るように命じ、自分は
金の入ったカバンと共に逃亡の旅に出る。
消えた金を取り戻すために雇われた、コインの裏表で殺しを決める殺し屋アントン・シガー
は、金が奪われた現場に来ていた。
金を奪った男の車や状況を確認した後、自分を案内してきた麻薬の売人をその場で始末する。
そして、盗まれた金に取り付けられていた発信機の受信装置とホースの先から圧縮した空気
が飛び出すエアガンのような不気味な酸素ボンベを携え、モスの行方を追い始める。
翌朝、エド・トム・ベル保安官と部下のウェンデルが現場検証にやってきた。
そこに残されたモスのトラックと、無残に横たわる死体の山を見たベル保安官は、モスが
事件に巻き込まれたのではないかと考える。
このままでは彼の命が危ないと思ったベルはモスの身柄を保護するため、そして殺し屋を
捕らえるために彼らの行方を追う。
そこからモスとシガーの逃亡劇がはじまる。
モスは別の町のモーテルにチェックインし、金を隠して用心するも、シガーに見つかる。
また別のホテルへ隠れるも見つかる。
一体なぜなのか?
そこで、モスはようやくカバンの中に入っている札の中に発信機が埋め込まれて
いることに気づく。
モスとシガーの銃撃戦。
命からがら逃げるモス。
モスは国境近くの橋からカバンを投げ捨て、メキシコへと逃げ込む。
モスはシガーとの銃撃戦で怪我をしていて、メキシコの病院のベッドでカーソン・ウェルズ
と名乗る別の殺し屋と出会う。
ウェルズは「素直に金を渡せば命は助けてやる」と、モスに交渉を持ちかける。
モスは病院からウェルズに電話をかけた。しかしその電話に出たのはシガーだった。
「俺に会いに来い。金を渡せば女房を見逃してやる。でないとふたりとも死ぬことになる。
これが最良の取引だ」。
妻という弱みを握られたモスは「わかった」と答えるしかなかった。
モスはシガーから逃げられるか?そしてモスは妻を守れるか?
ベル保安官は、シガーを追いつめ、逮捕できるのか?
この映画には、サウンド・トラックがない。足音、銃の引き金を引く音、摩擦音などを強調。
そしてあのシガーの酸素ボンベの威力は強烈。
あの威力で次々に人々を撃ち抜く様は、とてもリアルだ。
この殺人兵器シガーは、感情を抑え、淡々と語る、機械のように。
そして三代続けての保安官ベルは、人情味に溢れるベテラン保安官。
終わり方は、すごく哲学的な終わり方だ。観る者が解釈するようなラストだ。
第80回アカデミー賞4部門受賞
最優秀作品賞
最優秀監督賞(コーエン兄弟)
最優秀助演男優賞(ハビエル・バルデム)
最優秀脚色賞(コーエン兄弟)
キャスト
監督/脚本/制作 ジョエル・コーエン、 イーサン・コーエン
ジョシュ・ブローリン(ルウェリン・モス)
ハビエル・バルデム(アントン・シガー)
トミー・リー・ジョーンズ(エド・トム・ベル保安官)
ウッディ・ハレルソン(カーソン・ウェルズ)
ケリー・マクドナルド(カーラ・ジーン・モス)
ギャレット・ディラハント(ウェンデル副官)
テス・ハーバー(ロレッタ・ベル)
以下ネタバレあり
狩りをしていたベトナム帰還兵のルウェリン・モスは、偶然死体の山に囲まれた
ピックアップトラックを発見する。
そのトラックの荷台には大量のヘロインと200万ドルの大金が残されていた。
モスは自分の人生を大きく変えることを知りながらも、その金を奪ってしまう。
この瞬間からモスの命は狙われることになる。
身の危険を感じたモスは、愛妻カーラ・ジーンに実家に帰るように命じ、自分は
金の入ったカバンと共に逃亡の旅に出る。
消えた金を取り戻すために雇われた、コインの裏表で殺しを決める殺し屋アントン・シガー
は、金が奪われた現場に来ていた。
金を奪った男の車や状況を確認した後、自分を案内してきた麻薬の売人をその場で始末する。
そして、盗まれた金に取り付けられていた発信機の受信装置とホースの先から圧縮した空気
が飛び出すエアガンのような不気味な酸素ボンベを携え、モスの行方を追い始める。
翌朝、エド・トム・ベル保安官と部下のウェンデルが現場検証にやってきた。
そこに残されたモスのトラックと、無残に横たわる死体の山を見たベル保安官は、モスが
事件に巻き込まれたのではないかと考える。
このままでは彼の命が危ないと思ったベルはモスの身柄を保護するため、そして殺し屋を
捕らえるために彼らの行方を追う。
そこからモスとシガーの逃亡劇がはじまる。
モスは別の町のモーテルにチェックインし、金を隠して用心するも、シガーに見つかる。
また別のホテルへ隠れるも見つかる。
一体なぜなのか?
そこで、モスはようやくカバンの中に入っている札の中に発信機が埋め込まれて
いることに気づく。
モスとシガーの銃撃戦。
命からがら逃げるモス。
モスは国境近くの橋からカバンを投げ捨て、メキシコへと逃げ込む。
モスはシガーとの銃撃戦で怪我をしていて、メキシコの病院のベッドでカーソン・ウェルズ
と名乗る別の殺し屋と出会う。
ウェルズは「素直に金を渡せば命は助けてやる」と、モスに交渉を持ちかける。
モスは病院からウェルズに電話をかけた。しかしその電話に出たのはシガーだった。
「俺に会いに来い。金を渡せば女房を見逃してやる。でないとふたりとも死ぬことになる。
これが最良の取引だ」。
妻という弱みを握られたモスは「わかった」と答えるしかなかった。
モスはシガーから逃げられるか?そしてモスは妻を守れるか?
ベル保安官は、シガーを追いつめ、逮捕できるのか?
この映画には、サウンド・トラックがない。足音、銃の引き金を引く音、摩擦音などを強調。
そしてあのシガーの酸素ボンベの威力は強烈。
あの威力で次々に人々を撃ち抜く様は、とてもリアルだ。
この殺人兵器シガーは、感情を抑え、淡々と語る、機械のように。
そして三代続けての保安官ベルは、人情味に溢れるベテラン保安官。
終わり方は、すごく哲学的な終わり方だ。観る者が解釈するようなラストだ。


