DVDにて観賞

解説
運命の恋を信じる男と信じない女が繰り広げる、ちょっぴりほろ苦くてユニークな恋愛
コメディー。
『セントアンナの奇跡』のジョセフ・ゴードン=レヴィットふんする男性の視点から、
愛する人との異なる恋愛観に翻弄(ほんろう)される20代の男のリアルな姿をつづる。
キュートな相手役には、『ハプニング』のゾーイ・デシャネル。
初メガホンを取ったマーク・ウェブ監督はミュージック・ビデオ出身らしく、音楽から
会話に至るまでセンスのいい演出が際立つ。

あらすじ
グリーティングカードの会社に勤める建築家志望のライター、トム。彼はある日、
アシスタントとして入社してきたサマーに一目惚れしてしまう。
それが彼にとって運命的に出会った彼女との1日目だった。
そして4日目には、エレベーターの中で好きな音楽の話をしたことをきっかけに、
2人は会話を交わすようになっていく。
28日目、トムはサマーに彼氏がいないことを知る。
しかし、“恋人なんて欲しくない。誰かの所有物になるなんて理解できない”と
語る彼女は、愛というものを信じていなかった。
それでも、これを機に友達としてつきあい始める2人。
34日目、デートのさなか、“真剣につきあう気はない”と伝えるサマーに対し
トムは“気軽な関係で構わない”と答え、2人の距離感が縮まっていく。
そんなトムとサマーの淡くも良好な関係は、ずっと続いていくかに思われたが…。
A Day In The Life

以下ネタバレあり

ランダムに500日までのサマーとトムの関係が描かれていく。

最初は友だちのままふたりの関係はうまくいっていたが、段々と月日が経つうちに、

トムのほうは友だちとしての関係よりもっと発展させたいと思うようになる。

一方、サマーは相変わらず、「友人のまま」の関係を維持させたいというスタンス

を取り続ける。

だんだんとギクシャクしていく関係。

そんなごく日常的なシーンをポップな音楽と映像で展開していくストーリー。

恋愛とは運命、Destiney、それが彼女の言葉。

男にとっては、かなり凹む言葉である。

そんなものかと割り切れるほど強い者ではない。

これは単なるボーイミーツガールのお話ではないというナレーションが

印象的な淡い恋の物語。