DVDにて観賞

これ、こちらで公開されなかった映画です。

解説
イギリスの人気記者リン・バーバーの回想録を基に、ベストセラー作家のニック・ホーンビィ
が脚本を手掛けた注目の青春ムービー。
年上の男性と劇的な恋に落ち、それまでの人生が一転する少女の変化と成長を描く。
賢くキュートなヒロインを演じるのは『プライドと偏見』のキャリー・マリガン。
その幸運な相手役に『エスター』のピーター・サースガード。
傷ついてもしっかりと前を見つめて進んで行く主人公の凛(りん)とした姿がすがすがしい。

あらすじ
1961年、16歳のジェニー(キャリー・マリガン)は、ロンドン郊外の街で平凡で退屈な日々
を送っていた。
父(アルフレッド・モリナ)は成績優秀な娘をオックスフォード大学に進学させようと躍起
になり、彼女はそのことに反発を覚えていた。
そんなある日、彼女はデイヴィッド(ピーター・サースガード)という年上の男性と出会い……。

A Day In The Life


以下ネタバレあり

日本でもいえることだが、より成功をおさめようと思えば、それなりの学歴を手に入れなけれ

ばならない学歴社会である。

イギリスでも特に1960年代なら、その空気が色濃く流れていた。父親は自分が学歴がないこと

で成績優秀の娘に託す。

娘がオックスフォード大学に進学すれば、未来が保障される、そんな期待がだんだんとジェニー

を追いつめていく。

そんなときに、かっこいい高級車で通りかかったディヴィッドは紳士に見えた。

自分のチェロが濡れるといけないので、チェロだけを車に積んで、君は歩きなさいと言う。

大人のディヴィッドに惹かれていくジェニー。

ディヴィッドは自身もオックスフォード大の出身だと言い、両親に週末、大学見学に連れて行く

と話す。

実は知り合いの教授がいるんで、安心してほしいと。

デイヴィッドと組んで仕事をしていた相棒も暮らし向きはいい。

何の仕事をしているかと聞いたところ、不動産と絵の売買で生計を立てていると。

しかし、ジェニーはそんな二人の仕事ぶりが阿漕なものだとうすうす気づいていく。
A Day In The Life

デイヴィッドとデートを重ねるうちに、学業がおろそかになっていくジェニー。

「学校なんて、退屈なだけ。何の意味があるのか?」と先生に反抗するようになる。

ディヴィッドから結婚しようとプロポーズされたジェニーは、学校を辞める決意をする。

はたしてディヴィッドの正体は・・・・そしてジェニーは・・・・

ジェニー演じるキャリー・マリガンがアカデミー主演女優賞にノミネートされた本作、

彼女のかわいらしさ、そして大人ぶったときのファッション等に注目してほしい。