第一回午前十時の映画祭、
今回はあの名作 ニュー・シネマ・パラダイス
解説
イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレによる、映画史に残る至高の名作。
イタリアのシチリアを舞台に、少年と映写技師が映画を通して心を通わせて
いく様を、感動的な音楽と繊細な人物描写で描き出す。
映画に魅了された少年トト役を、サルヴァトーレ・カシオが愛くるしい演技で
演じきった。
年齢を超えた友情や少年時代の夢など、世代や時代を超えた人々に愛される物
語に、“映画の魔法”という名の感動が存分につまっている。
あらすじ
シチリアの小さな村にある映画館パラダイス座。
そこで青春時代を過ごした映画監督サルヴァトーレが、当時、慕っていた映写
技師アルフレードの訃報を聞き、故郷に帰ってくる。
そして、少年時代、青年時代の思い出に浸っていたサルヴァトーレが受け取った
アルフレードの形見には、映画への愛とアルフレードの想いがぎっしり詰まって
いた……。
1989年の作品だから、今から22年前の作品。テーマ曲はだれもが一度は聞いたことが
あるノスタルジックな曲。
出だしは今やローマで映画監督として成功しているサルヴァトーレがアルフレードの
訃報を聞き、ベッドの中で少年時代のことを回想するシーンで始まる。
娯楽のない当時のシチリアの村では、映画が唯一の娯楽。神父さんのお手伝いを
していた少年トトは、神父さんが仕事を終えた後、独り、映画鑑賞をしていたのを見
過ごしてはいなかった。そして映画のキスシーンになると神父はチェックを入れ、
映写技師のアルフレードはその部分を切り取って編集していた。
トトはアルフレードが仕事をしている映写室に出入りするうちに、彼と親しく
なっていく。そして不要になった映画のカットシーンをいつかもらうことを
約束する。
アルフレードの小学校終了試験のカンニングの手伝いを引き受けることで、
映写技術を教えてもらい、アルフレードに代わって、映画上映をするようになる。
そしてサッカーくじに当たったナポリの人の寄付の元、村にあらたに
「ニュー・シネマ・パラディーソ」という映画館が出来るのであった。
その映画館は映画を愛していた人々で常に満員。
その映画館で育ったトトもやがて、高校で恋愛に落ちていった。
やがて戦争があり、トトは招集され、その村を離れることになる。
戦争終了後、故郷に戻ったトト。
恋愛もすれ違いになり、その女性とも会えず、時代の流れで映画館は
すっかり朽ち果てていた。
30年ぶりにアルフレードの葬式に出席するために、シチリアに戻ったサルヴァトーレ。
当時、映画館でともに過ごした人々も30年の歳月が経っていたが、お互いのことを
覚えていた。
アルフレードの葬式とともに当時の映画館を壊す儀式が行われようとしていた。
彼にとってはアルフレードと映画館はシチリアの村でのすべての想い出でもあった。
映画史上に輝くラストシーンは、何度観ても泣かされる。
今回も泣かされてしまった。
今回はあの名作 ニュー・シネマ・パラダイス
解説
イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレによる、映画史に残る至高の名作。
イタリアのシチリアを舞台に、少年と映写技師が映画を通して心を通わせて
いく様を、感動的な音楽と繊細な人物描写で描き出す。
映画に魅了された少年トト役を、サルヴァトーレ・カシオが愛くるしい演技で
演じきった。
年齢を超えた友情や少年時代の夢など、世代や時代を超えた人々に愛される物
語に、“映画の魔法”という名の感動が存分につまっている。
あらすじ
シチリアの小さな村にある映画館パラダイス座。
そこで青春時代を過ごした映画監督サルヴァトーレが、当時、慕っていた映写
技師アルフレードの訃報を聞き、故郷に帰ってくる。
そして、少年時代、青年時代の思い出に浸っていたサルヴァトーレが受け取った
アルフレードの形見には、映画への愛とアルフレードの想いがぎっしり詰まって
いた……。
1989年の作品だから、今から22年前の作品。テーマ曲はだれもが一度は聞いたことが
あるノスタルジックな曲。
出だしは今やローマで映画監督として成功しているサルヴァトーレがアルフレードの
訃報を聞き、ベッドの中で少年時代のことを回想するシーンで始まる。
娯楽のない当時のシチリアの村では、映画が唯一の娯楽。神父さんのお手伝いを
していた少年トトは、神父さんが仕事を終えた後、独り、映画鑑賞をしていたのを見
過ごしてはいなかった。そして映画のキスシーンになると神父はチェックを入れ、
映写技師のアルフレードはその部分を切り取って編集していた。
トトはアルフレードが仕事をしている映写室に出入りするうちに、彼と親しく
なっていく。そして不要になった映画のカットシーンをいつかもらうことを
約束する。
アルフレードの小学校終了試験のカンニングの手伝いを引き受けることで、
映写技術を教えてもらい、アルフレードに代わって、映画上映をするようになる。
そしてサッカーくじに当たったナポリの人の寄付の元、村にあらたに
「ニュー・シネマ・パラディーソ」という映画館が出来るのであった。
その映画館は映画を愛していた人々で常に満員。
その映画館で育ったトトもやがて、高校で恋愛に落ちていった。
やがて戦争があり、トトは招集され、その村を離れることになる。
戦争終了後、故郷に戻ったトト。
恋愛もすれ違いになり、その女性とも会えず、時代の流れで映画館は
すっかり朽ち果てていた。
30年ぶりにアルフレードの葬式に出席するために、シチリアに戻ったサルヴァトーレ。
当時、映画館でともに過ごした人々も30年の歳月が経っていたが、お互いのことを
覚えていた。
アルフレードの葬式とともに当時の映画館を壊す儀式が行われようとしていた。
彼にとってはアルフレードと映画館はシチリアの村でのすべての想い出でもあった。
映画史上に輝くラストシーンは、何度観ても泣かされる。
今回も泣かされてしまった。

