※ 死産の1年半後に生まれたレインボーベビーの子育ての話を含みます
お兄ちゃんが天国へ行ってもうすぐ2年です。
妹が生まれて、2ヶ月半。
朝、大の字になって寝ている娘を見て
あれ、うちの子こんな大きかったっけ?
と思うほど、どんどん育っています。
首もすわりそうで、服もサイズアウトしていきます。
生きてる子はどんどん成長するんだなぁ、
もっくんがいなくなってからの時間は
止まっているようだったなぁ、としみじみ。
ベビーマッサージ教室へ行っていて、
バースレビューがあって、隣の人とペアになってどんな妊娠出産だったかを話したのですが
私はざっくりと
「心配事が多くて、毎日注射したりしてて、最後は念のために入院して陣痛を待たずに帝王切開だった。
とにかく無事に生まれてよかった。産後より妊娠中の方が大変だった気がする」
という内容で話しました。
隣の人は、妊娠から出産まで何も問題なかった、2時間の安産だったという話でした。
何も問題ない妊娠出産が、死産直後は羨ましくてしょうがなかったけど
今は、死産、不育症の診断、流産、を経て大病院で万全を期した出産、
を経験したことで、もともとは母性の薄い私が
娘を心から大事にできているような気がして羨ましいとは思いませんでした。
妹の仕草や表情や声がかわいいと思う時、
もっくんはどんなだっただろうと思うことがあって
今でも悲しいけど、
妊娠出産は奇跡と教えてくれて
悲しいことがあったあとの前への進み方を教えてくれて
同じ経験をした友達をつくらせてくれて
そして元気な妹を連れてきてくれて
私にとっては偉大な長男です。
天国で2歳。
「妹は元気だよ、もっくんは今日も元気?」
とこれからも話しかけるよ