うちの天使は、3年前に生まれ、書類上はその直後に亡くなりました。
なので、私には、雲のうえで3歳になった長男がいます。
3歳になって、しっかりお喋りしているイメージよりは
3年経っても新生児の姿のまま待っている気もします
少しずつお喋りし始めた地上の妹は
お骨の置いてある棚を指差して
「あ!」「あ!」「わんわん!」
とよく言っています
写真とお守りを入れているクマの袋が「わんわん」なんだと思いますが
3年たっても、妹が生まれても、お兄ちゃんを失ったという悲しみはずっと心のどこかにあるということを実感します。
中学の頃、父親が病気で亡くなっても、精神が不安定になることもなかったのに(親が先になくなるというのは自然の摂理、と腑に落ちていたためだと思います)、生きて動いている姿をエコーでしか見たことがない息子でも、我が子を亡くしたあとは本当に辛かったなぁ。
娘は歩けるようになったので、外でも転倒しないか、道路へ飛び出さないか、お店の中で迷子にならないか、いつもヒヤヒヤしながら安全に気をつけています。
それでも、好奇心旺盛なので、少し目を離した隙にレストランの座敷を脱出して他の席のほうへ行ってしまったことがあり。
あ、座敷にいないと気づいてからすぐに見つけたのですが、すごい勢いで追いかけて行って、大袈裟なくらいぎゅっとしてしまいました。
毎日、いなくなったら困る、と思って
だいじだいじ、とたくさん可愛がっています。
勇敢なお兄ちゃん、これからも妹を、私たち夫婦が無事に育てられるように、見守っていてね。
お兄ちゃんが亡くなったのは一年で一番寒いときだけど
(だから胎盤の血管が詰まってしまったのかもと、恨めしい)
花屋さんには春のお花が並び始めています。
明るい色のラナンキュラスでにぎやかに飾りました。
今年のお兄ちゃんへのプレゼントは、電車の絵本です!
全ページが輪っかのようにつながっていて本の中に入れます。
天国のお友達と、電車ごっこして、乗せてあげてね。