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こんにちは。
こちらは、ひとり目の子どもを原因不明で妊娠30週で亡くし
自主的に受けた不育症検査で難病APSと診断され、
その治療法であるヘパリン自己注射をして生まれた娘を育てながら、
もうひとりを妊娠中の妊娠記録です黄色い花
今回も12時間おきに血栓予防の注射をしています。
1度流産しているので4回目の妊娠です。
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2週間前の妊娠12週で受けたNIPTの結果は、コロナ禍のため大学病院からの電話で聞きました。
 
自宅で仕事をしながら時間を待っていると電話が鳴り、
先生は穏やかな口調で説明してくれました。
 
 
まず、検査結果が無事に出たこと。
母体の血液の中に含まれる胎児DNAが少ないと再検査になることがあるそうで、
私の場合は胎児DNAが8.5%含まれていたそうで結果が出ました。
妊娠12週で、自分の血管の中をベビーのDNAが10%弱も流れているなんて不思議です。
 
 
そして、先生の説明では
「調べた3つの染色体について、異常は認められませんでした。
検査結果としては陰性、という結果になります」
とのことでした。
 
友人のお子さんがダウン症で、無事に生まれて可愛い写真をSNSにアップしていたり
学生時代の介護体験の一環で養護学校へ行ったことがあるので
ダウン症については身近なイメージがあり、
確率的にうちも21番トリソミーの可能性はあるよなぁと思っていました。
 
13、18番トリソミーの確率は低いけど、
もしそうだったら3度目の帝王切開で生児を得るために
中期で命を諦めることを考えなければいけない、
辛い重大な決断が待っている。。。
と思っていたので
なんだか肩の荷が降りたような、
語彙力のない私が言葉を選んで、
「安心しました、ありがとうございます。」
というような返事をして、
 
「XYも問題ありませんでしたか?」
「はい、大丈夫です。」
と、和やかに電話は終わりました。
(XYとも問題ないならベビーは男の子だろうか...?)
 
 
後日、診察で病院へ行った時に検査結果の用紙を受け取りました。
看護師さんが2人で厳かに封筒を持ってきてくれて
3つの染色体異常の可能性が低いということを
もう一度説明してくださいました。
 
性別は書かれていないので、
病院は性別を知っているけど私は知らないという不思議な状態です。
 
 
NIPTの結果表を見て、驚いたことが一つあります。
私の年齢依存リスク(35歳)で
21トリソミー 1/249
18トリソミー   1/580
13トリソミー 1/1826
と、特に18が思っていたより確率が高かったことです。
 
100人に1〜2人と認識している胎盤早期剥離(の疑い)を体験し
20000人に1人の不育症の難病APSを発症した私には
引いてもおかしくない確率に見えます。
逆に過去にそういうことがなければ、確率が低いように見えたかもしれません。
 
 
もちろん他の重大な病気が今後見つかる可能性もあるし、
そもそも12時間おきに血栓予防の自己注射をすることで
一般の妊婦さんと同じくらいのリスクになる母体だけれど、
ここまで無事に来てくれたベビー、妊娠後期まで一緒にがんばろうね!
という気持ちになりました。
 
産声をあげる前に亡くなってしまったら、と考えると
大喜びして期待が裏切られることが怖くて、
たとえそういう結果が待っているとしても
一緒にいる期間にたくさん愛情をあげたほうがいいのは分かりつつも
まだベビーに話しかけられずにいたけれど
もうすぐ妊娠中期、
がんばろう!いい栄養を届けてあげよう!と強く思いました。
 
 
病院帰りに買った、第1子の月命日のお花と、
病院で受け取ったNIPTの結果表。
 
そういえば、NIPTは約20万円だったのでした。。高い。
さようなら独身時代のタンス貯金。
でも妊娠出産で病院に払うお金は金額が麻痺するものなので、
たとえ今後エコーで問題が起きなくても
受けとけばよかったと思い続ける今後の妊娠期間を考えると、仕方のない出費だったかな。。?