※ 再妊娠の話題です。
天使ママブログとして読んでくださっていて、妊娠の記事がおつらい方は飛ばしてください。
私の不育症の治療は、妊娠してからスタートしました。
まず、毎日一粒のバイアスピリンの服用。
血液をサラサラにする薬です。飲み薬なので継続することで胃に負担がかかるケースもあるらしいですが、今のところ継続できています。
最初に薬を処方していただいた杉先生のクリニックでは、「妊娠前の高温期から飲んでね」ということでしたが、杉先生と繋がりのある大学病院の先生は「うちでは妊娠反応が出てからで良いという考え」とのことでした。
私の血液検査の結果では、初期流産よりも妊娠後期に問題が生じることが多いという項目が引っかかっていたので、自己判断ですが、生理が遅れてると思った日から飲み始めました。
それから妊娠6週から1日に2回、自己注射をしています。
妊娠中は誰でも普段と比べて6倍くらい血液が固まりやすくなるので、その状況下では私の血液の状態だと、胎盤の細い血管を詰まらせるリスクがあるということで、赤ちゃんを無事に育てるために血液をサラサラにする注射を打つことになりました。胎盤が形成される初期の時期から打つことも大事なのだそうです。
最初は入院して注射の打ち方を指導する病院もあるそうですが、私が通っている産科では、テキストをもらって30分くらい助産師さんに個室で教えて頂き終了でした。副作用のチェックは、10週を越えた頃の血液検査の結果を先生が診てくれていました。
豚の腸から作られているお薬で、無色の液体です。私が処方されているヘパリンはもうシリンジに入っているので、パッケージから出して、別パッケージの針を付けて、皮膚を消毒したら準備完了です。セットで何日分、と処方されるのではないので、針や脱脂綿の在庫を把握して健診の時に忘れずに処方してもらうことが必要です
薬の効果が12時間なので、1日に2回、決めた時間に携帯でアラームを鳴らして家で注射しています。
楽しげな鐘の音で、
「あっ、注射しなきゃ」
と嬉しくなるようなアラーム音にしています。
注射が続けられるということは赤ちゃんがお腹のなかで生きているということなので、実際に嬉しいことでもあります
私の場合は、朝8時に旦那さんを見送ったあとに朝のニュース番組を見ながら注射し、夜8時もほぼ家にいるのでソファなどでプスっと刺して完了です。つわりで気持ち悪いときに横になったまま打ったら、いい感じに筋肉がゆるんでいて痛くなかったので、横になって打っています。自宅でリラックスして打てるので有り難いです。十数年前までは病院でしか打てなかったらしいので、家で打てるようになったシステムと、数年前から条件を満たせば保険が下りることになったことに感謝です。
日常生活では、包丁やカッターを使うときや交通事故などは要注意。シャワーを浴びて血行が良くなると、古い針穴からタラーっと血が出てくることがあるので洗面所に絆創膏必須です。また、災害などで帰宅困難になると大変なので、歩いて帰れない場所へ出掛けるときは、数回分の注射セットを持って出るようにしています。
注射用の絆創膏は薬局にないことが多いのでAmazonで買ってます
注射によって出来てしまう青あざや腫れは、2週間くらい経つと消えている印象です。今は腿と、脇腹と、おしりのお肉と範囲を広げて打っているのであまり気にならないですが、もし大浴場に行ったらギョッとされそうな感じです。ただ、かゆいときがあります「レスタミンクリーム」というかゆみ止めを病院に貰って塗ってます。
家族が口を揃えて聞く素朴な疑問
「それ、痛くないの?」
ですが、運が良ければ全然痛くないときもありますが、痛点を刺してしまうと痛いです。しっかりお肉をつまんでいれば、最初の針が入る瞬間だけ痛くて、あとは痛くなかったり、液体をいれているときもずっと痛いときもあります。ただ、トラウマになるような痛さではないと思います。
自己注射と聞いてまず思い出したのが、以前インドに短期留学したときにヨーロッパ出身の友人が、毎日ある時間になると、砂埃の舞う道端でも薄暗いレストランでも、近代的な注射セットを取り出して、普通に喋りながら自分の腕にプスっと刺していたことでした。今思うとあの環境で良く打ってたなと。。でも、私もそんな感じで、生活の一部のように気楽に注射すればいいのかなと思って、赤ちゃんに「これでまた半日サラサラだね〜!」と話しかけながらポジティブに投薬しています。
前回の妊娠中とは違って対策しているんだと思えるので、精神安定剤にもなっています