最近スーパーでは、賞味期限の日付に息子の誕生日を見かけます。キョロキョロ

もうすぐ死産から1年。

同じ季節がまわってきて、去年はお腹を内側から元気に蹴ってくれてたなぁと、家にいても外にいても思い出します。

1年も経てばもっと記憶が薄れていくかと思ったけれど、そうでもないですうーん

 

 

- - - 雪だるま - - - 

 

さて、自己満足ですが、読んで役に立った本の記録の続きです。メモ

 

前回はメンタル編でしたが、今回はフィジカル編で、死産と不育症、帝王切開について知るための本などです。

現実的な原因らしきものを探すことで、気持ちを落ち着けていたんだと思います。

 

 

 

- - - 妊娠出産で起きたトラブルのこと - - -

 

病気がみえる vol.10: 産科

 

妊娠出産にはこんなに沢山の種類のトラブルが...と思う厚さの医療関係者向けのテキストです。

 

赤ちゃんが亡くなった理由を「原因不明」とお医者さんに言われて、本を読んで原因が分かるわけではないのですが、少しでも原因を追求したいのと、産婦人科で私はどんな処置をしてもらって生き延びられたのかを知りたくて、素人ながら、アンダーラインを引いて熟読しました。

 

徐脈について、胎児機能不全が起きる理由、帝王切開のこと、産後の止血のこと、アプガースコアのこと、などなど自分が体験したことに関するページを読み込みました。

 

 

- - - 不育症のこと - - -

 

クリニックでの検査でいくつか数値が引っかかったということもあって、検査した横浜のクリニックで購入した本です。

 


不育症学級(改訂版)

 

流産の起きる理由、頻度の解説から始まり、不育症のリスク因子について網羅して説明されています。読み込むと、血液凝固因子の原因は人種によって違うなど、細かなことも書かれています。低用量アスピリンやヘパリンの治療についても詳しく知ることができます。

 

自分の検査結果を照らし合わせながら読むと非常にわかりやすいです。

 

 

- - - 帝王切開のこと - - -

 

私は思いがけず、突然に帝王切開となったので事前の知識がゼロでした。

妊娠中は、帝王切開率が日本の平均と比べてとても低い産婦人科に通っていて経過順調、逆子でもありませんでした。

 

ところが妊婦健診の日に徐脈が見つかって、NICUのある病院へ搬送する準備が進行中のなか、

「搬送していたら赤ちゃんが間に合わないからこの病院で切ります」

という修羅場になり、緊急帝王切開を断る理由などなく、酸素マスクの下、喋る余裕もなく、あっという間に手術室で全身麻酔がかかっていました。

 

赤ちゃんは帝王切開をしてもらった手術室から天国へ行ってしまいました。

私のほうは輸血など様々な処置のおかげで後遺症なく退院できました。

実家に居候させてもらって、傷の痛みでベッド上安静しているときに、もう終えた帝王切開のリスクについて学ぶために読んだ本が『ママのための帝王切開の本』です。

 


ママのための帝王切開の本 産前・産後のすべてがわかる安心ガイド [ 竹内正人 ]

 

 

Q&Aなどで読みやすいです。今後のリスクなど、モヤっとしたままだと怖いことが、確率など具体的に書かれています。

子宮周りの臓器の癒着のこと、傷の治りについてなど、帝王切開の重さを改めて知る内容もありました。

 

ただ、生まれた赤ちゃんが生きている前提で書かれているので、読むのが辛い部分もあります。

 

次回のお産が前置胎盤になる可能性は、前回経腟分娩だと0.5%、前回が帝王切開だと1%。

思ったより差がなくて少し安心しました。

ただ、前置胎盤が癒着胎盤となる頻度は帝王切開の既往回数が増えていくごとに上がるそうです。

既往帝王切開の妊婦さんが次回も帝王切開になるかどうかの判断材料についても書かれています。

 

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やっと、読んだ本をまとめるところに辿り着きました。

のんびり屋にも程がある...。

 

いつも読んでくださっている方、どうもありがとうございます 虹 ニコ