過去にも未来にも30分だけ旅することができるタイムマシン。それがタロウのアルバイト先である。タロウは普段、業務用冷蔵庫の営業をしているが、その仕事が終わるとタイムマシンのバイトに向かう。
ある日のこと、タロウはいつも通り営業を終え、タイムマシンのバイトに行く。その日はバイトを始めてちょうど2年が経つ記念日だった。
「タロウ、今日で2年だね。なんだかんだ言っても、結構長くやってる方だよ。」とバイト先の仲間のハルキが笑って言った。
タロウもにっこりと笑い返した。「そうだな、僕も驚いてるよ。でも、このバイト、ハマるんだよね。」
その日、タロウはいつものようにタイムマシンを操作する。だが、その時だけは何かが違った。彼の手がコントロールパネルに触れた瞬間、突然強い光が部屋を満たし、彼は気を失ってしまった。
気がついた時、タロウは見知らぬ場所にいた。それは、どこかの昔の町のようだった。そこで彼は一人の老人と出会う。
老人はタロウにこう言った。「君はまだまだ若い。でも、人生は一瞬で変わるんだよ。それを忘れないでほしい。」
タロウはその言葉を深く心に刻み、現代に戻った。それから彼の人生は大きく変わった。彼は自分の人生を見つめ直し、もっと価値のあるものにするために働き始めた。
それが、タイムマシンのバイトをしていたタロウの物語です。2年目の記念日に彼の人生が大きく変わった瞬間でした。