11月23日(日)の14時からのブロック、3作品を観賞。




e.出演•脚本•演出 柴田智之

『Aさんの故郷、野田村を訪ねて』

作業療法士資格を得るために勉強する実習生Tは、最後の病院実習先で認知症のAさんを担当することになる。この出会いをきっかけに岩手県野田村と深く繋がることになった経緯を描いたもの。2019年~創作活動の飛躍を期待し夜間学校にて学習した俳優/アーティスト・柴田智之自身の経験を凝縮して劇作された作品


亡くなった母が入院して10年以上はお世話になってたので療法士さんにリハビリのお手伝いをしてもらう動きはよく分かりました。

でも、そう言う経験を持ってない人は解ったのかなぁ。

最初は何を見せられていたいるのかという感じでしたが

笑いを取るのも、話しも全部、熱演というか強引にいつしか魅せられました。


実話的なこれも演技なんですよね。




i.出演 水野桜花 

脚本•演出 福谷佳祐

『逃げ道をふさげ!』

ショウゴの浮気を確信したカナミは、「言い逃れできない状況」を作るために証拠を積み上げていく。彼の部屋で帰宅を待ちながら、ショウゴの言動の矛盾を一つずつ封じるための“詰め将棋” を計画する。しかし、追い詰められているのは自分かもしれない。彼が浮気をしていないことを、心のどこかで願い続けている。



前の「e」の柴田さんの演技が熱演過ぎたのもあったので比較すると目立たなかったかも知れませんが、全然負けずに水野さんも熱演。

カナミの理詰での彼への予測と対応。

冷蔵庫がここにあって、ベッドルームはそこね、芳香剤が置いてあるのはリビング、真ん中には絨毯なんかがあるのかな、フムフム…と舞台全体を大きく使って完全に彼の部屋に見せる事が出来る事が素晴らしい。

相手を詰めていく自分をみた時の感情など複雑なところも上手く、ついつい自分自身も考えさせられていました。

そして

かなりFATな彼ショウゴを演じる彼女は大いに笑えた。


一番良かったのは、やはり脚本かと思う。

誰もが一度はあるのではないかと思えるような恋人関係を軸として展開していくのですが、古くならないように現代ならではのマッチングアプリでの出会いという設定も入れてある。


FATである人の好きな食べ物飲み物、自分へ甘いところの行動など実によく捉えてもいました。私もそうでしたからよく解る(笑)


細やかな設定、笑いも演技によるものと登場さる小道具によるものなど多く、それでも笑いと見入る•魅せる場面との割合もよく、そしてオチ。

とても解りやすく見やすくて深くもあるそのような話でした。





b.出演 石畑達哉 脚本•演出 大迫旭洋

『停電』

暗闇の向こうから、彼の声が聞こえる。やがて全てが停電する世界で、届くかどうかも分からない声を、彼はひとつひとつ残してゆく。どんな言葉が出てくるかは分からないけど、と彼がだんだん思い出すのは、じいちゃんの話。かつて確かに存在していた、そして今も自分を支えてくれていた、思い出の物語。


最強の一人芝居、以前にも何度か観たことはあるし、今回も観たいと思ってたのですが、今回は田舎での用事があり諦めていました。

が、

用が早く終わらせられそうなので前夜23時59分に前売りの申し込みをして
本日も早朝より用をして大阪に帰ってきました。

真っ暗な中で始まり、ロウソク1本の光、小さなライトの明かりの中でのお芝居。
本来はアンドロイド•未来など好きなテーマなはずなのですが
ずっと舞台に椅子もなくそのまま座っての語りのお芝居、抑揚もあまりに無く
ついついウトウトしてしまった←早起きしたから
申し訳ない