
今回もほぼ九曜社さんの「X」でのポストを引用させていただいての振り返りです。
エンジャーランドの住人アサヒイデミツ(宮 本竜治演じる)が人間界に来たコトで巻き起 こるファンタジーコメディ!ですが、人間た ちは“立ち位置”も知らないし“ブタケツ”も知 らないから、全然人に被るし客席に背中向け ちゃう笑。演劇のシステムを解体して分解し て笑おうというやつです。

イデミツが人間界で出会った佐々木理絵は26 歳の夢見がちな性格の女性。よく笑い何でも面 白がれる、心優しい良い人だけど、どこか抜け てるところがあって、友達もおらず、生きるの が下手なタイプ。ディズニーが好き。本編のも う一人の主人公。

◦RUM演じる風凛瑠璃華(ふうりんるりか)はカ ラフルで元気で可愛いエンジャー。



喋るときのあの手首の角度には何か秘密があったのだろうか?
人間界からは


白石朔太朗くん演じる渡辺正樹(わたなべま さき)は絵里と同じアパートの住人で裕也と も付き合いがある。社会人劇団に所属して る。コンビニに行くときは部屋着でチャ リ。...

朔太郎さん、普段見ることが出来ない後ろ姿。こんなにスッキリとした感じなのに意外とお尻が大きいという発見。

エンジャーランドの住人が人間界に現れ巻き起こす物語。
簡単に言えば、通常舞台で当たり前に行われている事と、普段との違いを笑いにしようという話しです。
この企画を知った時、観客に背を向けて対話するとか小さな声で話すなど見る側にとっては見にくいだけ聞きにくいだけで、これは演者が単に楽しむ(今までに体に染み付かせたことを壊す)だけの企画で、演者は苦労するだろうけどと正直それほど期待はしてなかったんです。
好きな演者さんの歌というのもありましたが、いきなりミュージカル風の歌を歌い上げることから始まり完全に掴まれました。
ミュージカルを少しイジっているような大袈裟なエンジャーランド住人の演技での笑い。
演者さんたちが普段NGとされる行動を一般人の行動で実際に魅せることで、演者さんたちの当たり前であろう基本を無視する、例えば無言の時間を作るなど
舞台ではNGな人間界の行動も妙に面白くて終始笑ってしまいました。
この舞台は、舞台観劇初心者の方でも演者側の人が観劇しても良い、たくさんの人が楽しむ事が出来る作品のように思います。
立ち位置や、ハスカイなど、過去にとある舞台を観劇をした時に違和感を感じたのはこう言うことが出来ていなかったからなのかぁと思うなどの発見もあり
いろいろな楽しみ方が出来ました。
今年、九曜社さんプロデュースの舞台を多く観てきましたが、最後に私にとって良い作品で終える事が出来ました。