大阪市立芸術創造館での公演は何度も来ていますが、2Fの中ホールでの観劇は初めて。

普段は演劇の練習室としてあるようです。
そこの小さな空間に定員20人ほどの観客を入れ、巨大な空間の話しを演じるという試みだそう。
#1 グラビティロスト
あらすじ
ツルコが生きている世界は、いつでも砲弾が飛び交っている。かつて回収屋であったツルコは、今は背負い劇場を背負い、戦火の中で人々に希望を語る。戦争はなく、緑は揺れて、空気は澄んでる。嵐も災害もない「太陽の船」で生きる人たちの物語を語る。
「私は人々を太陽の船に乗せるために希望の物語を作っているわけじゃない。あれに乗った人々が、ただ幸せであって欲しいと願って祈って想像して書き刻み語っているだけだ」
色々と想像をはせらせては見るが
哲学的というか、解説がないと理解出来ないようなそんな感じ。
これぞ演劇というもので、出演の演技は凄く迫力があり、感情も凄く伝わった。
照明や音響もこの狭い空間であるにもかかわらず上手く効果的に使われていた。
確かに登場する汽車(?)にせよ、牢獄にせよ
闇の世界までも空想の中で全て見ることが出来た。
希望とは、夢とは、平和とは、そして未来とは
そんな事が詰め込まれていたのかもしれないが
私には、演劇とは、想像させるということとは
こんな事を言っているように思えた。
でも、頭が悪いので解りやすいのがいい(笑)
出演
ツルコ…大木実奈(演劇ユニットnoyR)
シン…橋本浩明
まぼろ…毛利あかり(原脈)
フク…大路絢か(原脈)
カメコ…池山ユラリ(彗星マジック)
吏員…福重友(南河内万歳一座)

