今回は、こちら

うましかやろう(劇団)の
オムニバス公演vol.3
オムニバスやろう
A/Cを
地元東大阪市の布施PEまで、愛車のクロスバイクではなく、ママチャリ号をとばして見に行ってきました。

先ずは
A.アフター5

あらすじ
勇者カルロスは魔王ピサロを倒そうと奮闘していたが
中々レベルが上がらずにいた。その理由とは‥‥
全くくだらない(褒め言葉で使っています)話し。
ゲームの中に登場するような勇者カルロス(吉瀬尚登)、魔王ピサロ(野口昌彦)、姫ユーリ(くめはるか)が
ゲームとは全く違う設定の中で暴れまわるという
何ともくだらない話でした。
世界を破滅させようとする魔王が、労基に反しないように朝8時から17時までしか働かないという設定であったり
この魔王が、とても優しく紳士的であったり
姫がその姿に惚れてしまうが、見事にフラれてしまう。
などなど、本当に面白いお話しでした。
この話しは魔王あっての話しだと思ったのですが、その魔王を野口氏が素晴らしく演じてました。
女王レイリー(中村ユリ)さん、最初は姫の母親だと思っていたのですが姉だったようで‥、なんかスミマセン。
も、魔王が惚れる居酒屋?の店員ジェニー(北村綾香)さん、
もちろん勇者カルロスやユーリ姫なども
とても個性的に面白く演じていました。
現代の労働時間や労働環境の問題なども絡めて、解りやすくて笑えました。
続いては
C.デュランタ

あらすじ
ある高校のいつもの日常。ちょっと騒がしいのもいつものこと?それとも文化祭の準備中だから?
まだサナギの彼ら。いつか、花に飛ぶ蝶になれるのか。
文化祭前の催し物を巡って賑やかな教室が舞台。
どこにでもあるようなそんな教室での、彼ら彼女たちの出来事の中でのお話し。
「行事をやるなら、その分を勉強の時間にまわせ!」そんな校長の教育方針もあり、こういう文化祭などの想い出というのが欠けている私としては、
少し羨ましくもあり、それでも、こういう雰囲気はクラスには確かにあったなぁと懐かしく感じる様な
そんなお話しでした。
ちょっとおカシな三角関係。
親友ユカ(°RUM)とアキ(恋本麻由)アキの幼馴染みダイスケ(白石朔太郎)
この関係はどうなるのか?
全ては週に一度花屋の娘ユカが教室に飾る、その中でも彼女が好きだという花、デュランタに意味をもたせたというエンディング。
よくあるような話しですが
こういう話では当然登場する真面目な 生徒ハルカ(桃佳)とミヅキ(ゆーと)、無くてはならない盛り上げ役オギ(跳箱バン)
そして中山先生(勇人ユウジ)などが、それぞれ役にハマって高校生活を自然に魅せていたと思う。
個人的にユカはもっと活発を強調して魅せて欲しかったかも。
Aの魔王ではないですが、強い・悪い、その中で優しさがあるからそのギャプで何気ない事でも優しさが引き立ち、姫を好きにさせてしまう。
それくらい強調した方が、アキが恋する理由として解りやすかったと思う。
時間経過のための場面転換が多かったので、そのへんの工夫も欲しかったかも。
まあ、何にしろこういう青春を思い出すような話しは良いなぁ。
教師として過ごした生徒との時間もまた違う青春の日でした。
ひとつひとつの自分の過去を思い出し、再び心に刻み直す
想い出は、年を経ると全てが宝物になります。

ユカ役の°RUM(どらちゃん)