九曜社さんの、アクティブスクエア大東廃校跡の教室を使った舞台を観に行って来ました。
もうこれで3度目になるのか?
本日も愛車のチャリンコで。
このお芝居は「暗記してはいけない」という名前通り
出演者には台詞は一切知らされておりません。
出演者は、上のチラシの出演者そのままの名前で演じられています。
※中井靜華さんは体調不良で、代役として塩見夏乃音さんが出演。
こんな感じで机に貼られていたり、窓であったり扉であったり黒板であったり
こんなメモがあちこちに貼られ
それを順におって話を進めていくというようになっています。
設定としては、補習のために休みの日に集められた生徒たちと先生。
デキの悪い(?)生徒たちに、古典の補習から
清少納言の「徒然草」を読ませたり
『春は、あけぼの。
やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲の、細くたなびきたる。
夏は、夜。
月のころは、さらなり。
闇(やみ)もなほ。
螢(ほたる)のおほく飛びちがひたる、また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行(ゆ)くも、をかし。
雨など降るも、をかし。
秋は、夕ぐれ。
夕日のさして、山のはいと近うなりたるに、烏(からす)の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ、三つなど、飛びいそぐさへ、あはれなり。
まいて、雁(かり)などの列(つら)ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入りはてて、風の音(おと)、虫の音(ね)など、はたいふべきにあらず。
雪の降りたるは、いふべきにもあらず。※霜のいと白きも。
また、さらでもいと寒きに、火などいそぎおこして、炭もてわたるも、いとつきづきし。』
これを朗読させる。
文語文をちゃんと読めるのか?を確かめる。
百人一首も夏休みに憶えてる課題が出て休み明けにテストありました。
自慢じゃないですが、その時は100点でしたよ。
続いて数学
√12÷√3×√2
これは約分したら速いしなくても暗算で√8だから答えは2√2
(x+y+1)(x+y+2)−6を因数分解しなさい。
基本としてはx+y=Aとして(A+1)(A+2)−6
一度展開してまとめてA²+3A−4=(A+4)(A−1)
Aを戻して(x+y+4)(x+y−1)って感じかな。
これは塾講師で10年程やってたから楽勝
歴史は確かに私が覚えた頃と年号が変わってたりさるし、もう忘れてたのも多かったし
足利氏や北条氏なんかは、覚えてなかったら読み方難しいのはあるよね。
でも、これも高校教師やってたからまあまあ大丈夫?
無理かなぁ‥
と、
こんな感じで、ここまではある程度の知識があればのストーリーなのですが
ここからは
教壇の下にあった、宝の地図らしきモノからの展開!
出演者それぞれのスマホにも台詞が来ていたり
検索機能を使って調べさせられたり
動画のダンスを覚えさせられて急遽踊らされたり
と、大変な騒ぎとなりました。
セリフをその場でもらって、演技する
自分のセリフのある場所を探して、一瞬で覚えるなり目で追いながら。
どうしても、会話となると
間が出来てしまうんですよね。
ラジオで言うなら放送事故と思えるくらいのも。
このお芝居を観て、一番感じたのは
やはりお芝居って
間が大切!!
ってこと。
たぶん、まだこのシリーズは続くと思うので
座組に推しがいる方は、是非観に行って欲しい。
困って悪戦苦闘する、普段見ることが出来ない
推しの姿が見れます。
ちょっとSっ気の方には超オススメ。
いない方は、普通のお芝居を観てからの方がいいかもね。
これは、普段の舞台とは全く別物です。
技能と知能の『暗記してはいけない学園』