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高校生活も残り少なくなった3年2組の教室でのひとコマ。
観客もクラスの一員となって椅子に座って見る人、教室の後ろから父兄にでもなった感じで見る人と
どちらにしてもこのお話しの中の空間にどっぷりと入って観賞出来るという今までには見たことがないようなお芝居でした。
中学や高校生のこの時期には、誰もが経験したことがあるあるの内容を扱っているのが、観覧している人が入り込める要因になっていたのは間違いないでしょうね。
男子生徒の気持ちや女子生徒の気持ちなどの描写もよく出来ていたと思う。
こんな女子もいたよな、女子ってこんな風に考えるんや!
男子って確かに幼いよな(笑)でも、そうだったよな。
当時を思い出して本当に楽しく見ることが出来ました。
ラストも楽しい雰囲気だけでなく、ホッコリと温かい気持ちにさせてくれたのも良かったところだと思います。
このクラスで、授業受けたかったし、こんなクラスで過ごしたかった。
教室で邪魔者扱いされていたという友人と、ほぼ勉強中心でイベントなども殆ど無く
このお話しでのクラス全部が一体となって盛り上がるようなことも経験してこなかった私。
そんな2人での観賞も、終わってからの喫茶店では学生時代を思い出しての会話で盛り上がることも出来ました。
ただ、せっかくの机に座っての観賞も、日本人の謙虚さなのか?アドリブが多いお芝居といえども、どこまで一緒に盛り上がっていいものかが分からず、ついつい遠慮してしまったという。
これは、2度以上見るべき作品だったと…。
そうすれば、ここぐらいは一緒に盛り上がってというところが分かります。
次回、2ndがあるのなら‥、タイムカプセルを開ける時、そんな時が来るのなら、絶対に参加したいと思わせるような作品でした。
九曜社(プロデュース)さん、お願いします。
もちろんひとりひとりの演技が素晴らしかったからこそ、そこまでのめり込んで観ることが出来たのかもわかりませんが
むしろ、雰囲気や空間を楽しむという、他に見ることがなかったお芝居でした。