2021年7月18日
ちょーーーー、久しぶりに観劇。
「Live&Cafe Bar PLACEBO」 以前あった場所から移動しての公演。
この場所は、以前PLACEBOが入る前に一度イベントでおじゃましたことがあるのですが全く雰囲気が変わってました。
CafeBarということで、通常横に5・6席並べるくらいのカウンターがあり
その席と後ろを使っての観客席は10席ほど。
部屋の奥、カウンターの横の方に舞台を設けています。
【出演】
大橋未歩(COMPLETE爆弾)
入江ほのか(MEHEM Lab.)
銭山伊織(演劇ユニット衝空観)
【脚本演出】
池山ユラリ(彗星マジック/林檎の君へ。)

『手紙』
「拝啓。桜が舞い散りまだ肌寒く、空気が澄んで星がよく見える今日。あなたは暖かい炎に包まれ、天高く旅立ちました。死んだ人は空にいくといいますが、それは本当ですか?あなたはここに戻らないんですか?私はまだあなたがここにいると思って。まだそこにいると思って。お葬式が終わったらいつもの公園に行こうと思います。この手紙を渡すために。」
と、始まるこの話し。
座席で電車に揺られる若い女性と少し歳上の男性。
落ち込んだ表情の女性を心配する男性。
一体何が!?
【過去】
親友とよばれるような女子高生二人。
職員室が見えるベンチで定期テストの結果で盛り上がる話し。
主人公はどうやら数学が赤点だったらしい。
友達はどちらかと言えば優等生。主人公の母親から勉強するように言ってくれとお願いされたらしい。
・・・
平凡な女子高生の明るい部分と、内心の部分。
その明暗がうまく表現出来てきたと思います。
この後の展開は、夏目漱石の「こころ」。
友達が好きな先生。その先生と主人公が結ばれ、結果として友達が自殺してしまう。
主人公の女性はこのあとどうなってしまうのか?!
人の「明」と「暗」。「恋愛」。「生」と「死」。
人は何のために生きているのか?そんなことを見直すそんな機会をあたえてくれる作品でした。
最後に
林檎全般の花言葉は「優先」「好み」「選択」。
林檎の実の花言葉は「誘惑」「後悔」。
彼女は、一生親友が死んだことによって、その親友の死を背負っていくことになるのでしょう。
先生との恋愛を「優先」させることによって、大切なモノを失い「後悔」
自分の命すら無くしてしまおうとするのです。
この歳になると「死」というものが、単なる言葉や想像ではなく、現実のモノとして感じられるようになる。
不意の事故や災害、そういう類いのモノに会うかもしれない。
少なくとも私は、恨んだり妬んだりして人生を閉じるのではなく
「楽しかった。出会った人みんなに『ありがとう』」の言葉を遺して人生は綴じたい。
まだまだ人から見れば、クダラナイと思うようなことでも挑戦して人生を楽しんでいきたい。
ぬいぐるみを作ったりもそう。
ただ何もない時間は過ごしたくはない。
だから挑戦していく。小さな目標を達成しながら喜び・笑いを繰り返して過ごしていきます。
近々またクダラナイモノに挑戦予定。この時期になるとやりたくなるんです。
#林檎の君
#手紙。

