東大阪市荒川、最寄り駅は永和駅から徒歩1分の場所にある
朗読Bar金魚の夢
俳優さんと文豪の作品とのコラボ

時代や国境を超える名作を

それぞれの俳優さんたちが、自分の好きな作品

を選んで1人で読む

俳優の個性と表現力が際立つ、一人芝居フェスのような

朗読オムニバスイベントに行ってきました。

十畳くらいの小さな暗い部屋、一方の壁には押し入れを改造したような小さな扉、そしてその下には台。

扉の横には、ろうそくが1本。

朗読は、このろうそくに火が灯された瞬間に始まります。


今回の出演者は
安達綾子(劇団壱劇屋)
澤井里依(EVKK)
中村綾乃(安住の地/劇団飛び道具)
三原悠里(cherry☆Queens)
山田まさゆき(突然金魚)

写真は澤井里依さん

息子が小説家なのに、最近は(?)全く本は読まない、はははは

20代はバカみたいに小説から専門書、マンガに至るまで読んでいたのですが

しかも小説は限られた作家さんの作品ばかりだったので
有名な作品でもほとんど知らない。

なんと情けない。

そんな私なのですが、かなり前からこの朗読Barのことは知っておりとても気になっていたのです。

1人20分くらい。

例えば、先のさわちゃん(澤井さん)が今回朗読の
宮沢賢治の「夜鷹の星」

筋といえば、「鷹でもないのに「よ・鷹」と名乗るのはダメだぞ」という本物の鷹に脅され、
空高く舞い上がって星になってしまうという話。

たぶん、ここで出会っていなければ、一生自分では読まないであろう作品。

文字を追ってしまい、なかなか内容が入って来なくて何度も読み返してを繰り返す。そして疲れる、読むのを諦める。

そんな私でも、朗読と役を演じることが出来る俳優さんたちによって
内容がスッと入ってきて

夜鷹がどういう気持ちだったのかとかの考察はもちろん

作者がどういうことを伝えたかったのかなどの想像するまでに至りました。

本を読むのが好きな人には、逆に登場人物を想像することを邪魔され、こういう朗読会が良いのか悪いのかはわかりませんが

お芝居好きな人、本を読むのが苦手という方にはオススメのイベントです。


宮部みゆきさんの「チヨ子」という朗読もあったのですが

内容的にも私の好きな分野で
他の作品も読んでみたくなる、そんな本でした。



帰って来て、息子とこの朗読会の話をすると

やはりほとんどの作品を知っており

「夜鷹」は解りやすいし

「宮部みゆきはいっても人気作家やで、大衆に受ける作品を書くから今の位置にいてるねん」
と…

そうやな。なるほど。と、納得させられました。



話は変わりますが

前日の夜
動画アプリ「17ライブ」を使って配信の
見えるラジオ
「通山栞のやっホリデー」という番組で

初めて視聴してくれた方(Tさん)が偶然にも広島在住にもかかわらず

この朗読会に来るということで、私はこの時期もあり、行くか止めるか悩んでいましたが

是非ともお会いしたいと思い、行く決断をしたのです。

で、朗読会に参加すると

その偶然が気になったという別の「やっホリデー」視聴者さんKさんがいるではありませんか!!

しかも、奥さんに「何でこの時期に行くねん」と怒られたにもかかわらず(笑)

朗読会が終わり、その広島からの人がどなたなのかと
二人で話をしていると(大きな声で話をしていたこともあり)

ふたりの会話の中の「やっホリデー」という単語を聞き取り、その方からお声掛けいただき無事会うことが出来ました。

夜も遅いということで「宿泊先に帰ります」と言うことで
その方とは高架下で30分ほどお話ししたあとお別れしましたが

番組と朗読会のおかげで素敵な出会いが出来ました。

で、「何か食べながらでも話を」と。Kさん
「もう、お金ないねん」(帰りの切符は買っていたらしい)

そんな状況でもここに来るか(笑)


「大丈夫それくらいだったら」と誘い駅近くの中華そばと書かれたお店に
*食べかけでスミマセン(チャーシューメン)

番組の話などで盛り上がり、23時前。

そろそろ電車もなくなってくる時間なので、お開きとして

Kさん「僕がお見送りします」

私「いやいや私は地元やから、私が見送るよ」と改札まで

と、これにて終了

となるばずが

・・・

「切符がない!!

財布に入れていたのに」

どこを探してもない!!

「切符買うお金もない」ww

この後、私が券売機で切符買い間違ったり(普段ICOCA使ってるから切符買ってない)
いろいろありながら
終電なくなるまでにどうにかKさんをお見送りすることが出来ました。

無事帰れたようで良かった良かった。

Kさん、素敵なネタ提供ありがとうございましたwww