SKYプロジェクト オムニパス公演
『たんぺんしゅう』
そこで行われた今回の公演。
笑いあり、涙ありの3作品の上演。
まず
【THE.パン】
スーパーのパンコーナーでの出来事。
作られた工場と製造日が同じ黒糖Aと黒糖Bのカップル(?)が主人公となるお話し。
そこに、抹茶パンやいちごクリームパン、アップルパイなどが加わり
パンの世界を面白おかしく演じています。
時には、パンとして生まれ何が幸せなのか?など考えさせられ、ホロッとくるような場面まで。
パンとして生まれ、パンとして最後を迎える。
人と話すことは出来ない。自由に動くことも。
こんなパンを主人公にして話を作る、その着目点に一番の驚きを感じました。
また、この話は演じる人が代わったら全く別の感じになるんだろうなぁ…、なんてことも感じました。
2本目は
【I am I】
去年の春に大学を卒業し、就職して1年。
特技は器用に生きること。争い事は好きじゃない。
私が我慢することで丸く収まるなら、本心なんて隠し通せる。
そんな主人公の絵里那と鏡の中から現れた本心の自分との格闘をえがく。
友達との仲は…、彼との仲は…、そして再婚のために自分を自由にしてくれるという母とは…。
いくつもの問題を抱え
心の限界?
そして、絵里那は…。
迫真の演技。絵里那も鏡の自分も涙、涙。
胸がアツくなるそんな舞台でした。
【あしながおじさん】
これは有名なアメリカの女性作家のジーン・ウェブスターが1912年に発表の小説・児童文学作品を
元にして、そこにアレンジを加えたものです。
この話は、ほぼジュディ(主人公の女の子)と、同級生でお金持ちのペンデルトン家のジュリア・ペンデルトンの叔父のジャービス・ペンデルトンの二人芝居で話が進められていきます。
しかし、
そこにその他の大勢の役をこなしていくもう一人の出演者が加わりとても楽しいストーリーとなっています。
話を壊そう壊そうとアドリブをいれまくる出演者と、それに負けず話を進めていこうとする主役のふたり。
楽しい話や、笑える話。今まで見てきた作品の中にもたくさんありましたが
こんなに笑った作品はなかったかも。
では、出演者の紹介です。

劇団空組の代表であり、
【THE.パン】【I am I】は彼女のオリジナル作品です。
【あしながおじさん】で、主演のふたりの進行をあらゆる方法で妨げようとしていたのは彼女です。
児童文学の純粋で感動の作品を、
彼女とジュディのアドリブ合戦や奇抜な衣装などで、ホントに面白く笑いも多くある作品にしていました。
【THE.パン】黒糖パンB(女性?)役
とても素敵な笑顔が印象に残ってます。
細野江美さん

にも、関わらずwww
そのため舞台終了後、空山さんから「罰として、Twitterに『#たんぺんしゅう』と書かれているものは探して、全部にリプ返しなさい!」と叱られました(笑)
モック@mokku0514
@Skissme07 いやいや、ホンマに楽しかった。今まで観てきた舞台で一番笑ったかも。「THE,パン」の脚本の目の付け所、「I AM I」の人の心理、そして「あしながおじさん」での細野さんと空山さんとのアドリブ対決、卯津羅さんの噛み、様々なLIVEならではの舞台を楽しませていただきました。 #たんぺんしゅう
2018年04月21日 23:47
卯津羅亜希@oxxsan
@mokku0514 @Skissme07 噛みっっ!!ありがとうございました!
2018年04月22日 10:27
ちゃんと実行してました(笑)
パンを主人公として書かれた本を舞台で表現するという発想の【THE.パン】
悲しみ、寂しさ、苦しさなど負の感情を全面に出して表現する【I am I】
そして、アドリブだらけの【あしながおじさん】
どの作品も、LIVEならではのモノだと思います。

空組さんの作品は、いつも面白くて
もう「すぐにでも見たい!」って気持ちになっています。