○ストーリー
なぜか地下室で椅子に縛りつけられている七人の男女。
お互いに何の面識もない。
だが、どうやら監禁されているようだ。
なぜ、こんなことになったのか?
脱出のかたわら、その謎を探るため、
それぞれの人生=秘密が語られていく。
それぞれの回想に秘められた意外な接点とは?
そして、彼らの脱出劇の結末は?
なぜか地下室で椅子に縛りつけられている七人の男女。
お互いに何の面識もない。
だが、どうやら監禁されているようだ。
なぜ、こんなことになったのか?
脱出のかたわら、その謎を探るため、
それぞれの人生=秘密が語られていく。
それぞれの回想に秘められた意外な接点とは?
そして、彼らの脱出劇の結末は?
というようなお話。
七人の男女がどうして監禁されているのか?
それぞれの思いあたる事を回想、その回想シーンには他の男女が登場人物となる。
と、一人で何役もこなさないといけないという演者さんにとってはとても大変そうなお芝居でした。
でも、その中でも旬の話題を入れていたり
この「人生大車輪」は、たぶんまた再演となると思うのですが、その時だから面白いという内容も多く取り入れていて(旬の題材)
たとえストーリーが分かっていたとしても何度でも楽しめると思います。
出てくる小道具は監禁されている時に座っていたパイプ椅子と縛られていたロープだけ。
この椅子とロープを使ってあらゆる場面が描き出されます。
時には電車の空間をつくり、ある時にはジェットコースターになったり、噴水になったり、通気口になったりとシンプルでありながらもしっかりとその風景を描き出していました。
自分の人生、勝手に生きているように思っても
知らない間に誰かに影響を与えていることもある。
逆に影響を与えられることも多い。
小さな車輪、大きな車輪、自分で動いている車輪に他の車輪によって動かされている車輪、錆びているかもしれない、歯が欠けているかもしれません。でも、その車輪が回り続ける限りは
隣の車輪や全体にも影響を与えていくんです。
劇団テノヒラサイズ
井之上チャルさん

モックが仕事中いつも聞いてるABCラジオ。以前に「武田和歌子のぴたっと」という番組に出演。その時に知りました。ラジオ祭などで何度かお会いしています。
ヤクザの子分役。
一人の女性によって「愛」の意味を知り(間違った解釈とも言えるが)生き方を変えられる。
落語家
笑福亭銀瓶さん

笑福亭鶴瓶師匠のお弟子さんです。
刑事と名乗ってましたが、実は死体役(?)俳優。
自分を救ってくれた恩師の子供に、先生が教えてくれた「人生(心)は撃てば響く」ということを伝えようとするが、伝える前に亡くしてしまう。
自分が俳優をすることすら意味ないものだと感じ始める。
亀山貴也さん

こちらは本当の刑事さん役。
とある事件の聴き込み中にUFOに遭遇。
落語家
桂吉弥さん

ABCラジオでは「武田和歌子のぴたっと」や
「征平・吉弥の土曜も全開!!」などでいつも聞いていますが、お会いするのは始めてでした。
魚の卸売業者さん役。
このお芝居ては唯一悪を持たない人です。
リストラにあい失業。苦しんでいた時に、友達に親が水産会社の営業部長として迎え入れられる。
そこでひとつの偽りを許せず内部告発。そのため会社は倒産する。
ものすごく器用な方ですよね。全ての役がはまり役、そんな感じを受けました。
お見送りには出て来てなかったような。
昔懐かしい「進ぬ!電波少年」のケイコ先生こと春野恵子さん。
アルコール中毒症の元ホステス役。
何をやっても全てが裏目、裏目となる人生。間違ってヤクザの親分を殴って逃げるはめに…
それを救ってくれた男性。実は彼は!
だが、その彼をも失ってしまう。
お笑いの要素が強いこのお芝居では、最も悲惨な人生を生きている女性です。
さすが浪曲師という場面も見所です。
モックのブログではデコ予報でも紹介の
武田訓佳ちゃん

まだまだ存在には気づいてはもらってないでしょう。
元「別れさせ屋」の女性の役。
あるカップルの女性からの依頼で、男性の気を引き別れさせようとする。
が、実は男性も「別れさせ屋」で依頼されて彼女に近づいたのだという。
悪女でありながら、この男性にいつしか心を引かれていく。そんな女性の役です。
思わずキューンとする演技も!
*村人のお爺さん役には笑ってしまいました。
赤松悠実さんは、汗で化粧が~ということで撮影は出来ませんでした。
が、前回は今回訓佳ちゃんがやっていた役を演じ
今回は感情をあまり出すことのない占い師の役を演じていました。
水産会社の事務員さんや宇宙人、どの役も楽しそうに演じられることが印象的でした。
以前のDVDも購入して見ましたが、前回と同じ出演者でも役が変わっていたり
メンバーが変わったりと、演じる人によって全く違ったものになるんですよね。ホントに不思議です。