船場サザンシアターで行われた舞台
メビウス
脚本ナツメクニオ
を観てきました。

機能を停止する間際の2体のアンドロイド。
無人の惑星に廃棄された彼等は
遠く頭上に青く輝く地球を眺めながら
ゆるやかに終わりを迎える。
最期の時、1体のロボットは突然語り出す。
「どこかで会ったことありませんか?」
どこか、
そしていつか、
自分達が製造される遥か以前、
人類が科学を手に入れる遥か以前、
その時もしかしたら自分達は
恋人だったのかもしれない。
夫婦だったのかもしれない。
敵同士だったのかもしれない。
もしかしたら人ですらなかったのかもしれない。
二人を繋ぐ一本の花、
いつから二人の間に咲いていたのかもわからない。
一本の花、
二人の手が重なった時、記憶を探る旅は、
時空を超える。
(パンフレットより)
初めて見るタイプのお芝居。
出会いは、遥か昔
しかし、彼は戦争に巻き込まれ亡くなってしまう。
彼が大好きだった夕陽が綺麗に見える湖のほとり
彼女は彼のことを忘れないようにその場所に花の種をまき、
毎日毎日花を枯らさぬようにその場所を訪れる…
彼女の想いは、幾度も時を越え
それでも消えることは無かった。
そんな、彼女の想いは遥か未来のアンドロイドにも引き継がれ
そして
機能が切れる寸前に…。
アンドロイドの男性がアンドロイドの女性を好きになり…
ずっとそう思っていました。
でも、真実は彼女の想いがそうさせていたんです。
これを未来から過去に、遡って行くという話です。
「出会い」偶然ではなく、全ての出会いは何かしらの意味があって出会っているのかもわかりません。
それは思い出すことなく、分からぬままなのかも知れません。
彼女の気持ちが彼に伝わった時
とてもあたたかい、しかし切ない気持ちになりました。
なぜ、機能が切れる寸前?
でも、これからもきっと未来に
その想いはきっと伝わって行くんですよね…、
きっと。
少なくとも私はそう思っています。
何度も、何度も「死」というものを繰り返し、
重苦しい話しになっているようですが
そういう緊張が続き、
体が硬直するようなそんな感じになってきた時には
合間合間で笑えるシーンも入ってくるんです。
そのタイミングが実によく、そのために
最後まで集中して観ることができました。
そして、ふたりの機能が切れるあたたかくも悲しいシーンをより盛り上げ
花の秘密のエンディングのシーンも観ることができました。
ストーリーと構成についてはこんな感想です。
そして、出演者
ふたり芝居で90分の熱演。
凄い!
っていうのが、一番の感想。
特に彼役の三浦求さん。
パントマイムで(ロボットダンスのような動き)
アンドロイドを演じていたのですが
中腰のような状態での動きが大変そうでした。
これは、実際にお見送りの時にもお聞きしたのですが
彼が「その動きがやはり一番堪える」というぐらいに
始まって数分経った時には、汗が滴り落ちていました。
演技中の汗は凄いものでした。
アンドロイドがロボットの話し方から、学習して人間の話し方に変わったこの瞬間の演じ分け、これも凄かったです。
彼女役の澤井里依さん、いつも熱演のイメージ。
笑える役のイメージが強かったのですが、今回は
アンドロイドの目の回路が切れた後の表情や
機能が停止する前の演技は凄いなぁという感情以外は思い浮かびません。
それと、これは私だけかもわかりませんが
色っぽさを感じました。
この「メビウス」は今回、A~Dの4キャスト8人で行われているのですが
出演者が変われば、笑いの場所は当然変わるのでしょうし、どのように
全体のイメージが変わるのかも見てみたいというそんな気持ちになりました。
何か完全に「演じる」というものにハマりつつあるようです。
出演のおふたり


主演の(ポータブル・シアター)
三浦求さん


主演の(舞夢プロevkk)
澤井里依さん


ふたりでこの花を掴んだ瞬間に、雷のような音と光が発生し、時を越え別次元に飛ぶのですが
最後に
澤井ちゃんに一緒に花を持たせてもらったのですが
光りも音もなく、やはり
モックは運命の人ではなかったようです(笑)
メビウス
脚本ナツメクニオ
を観てきました。

機能を停止する間際の2体のアンドロイド。
無人の惑星に廃棄された彼等は
遠く頭上に青く輝く地球を眺めながら
ゆるやかに終わりを迎える。
最期の時、1体のロボットは突然語り出す。
「どこかで会ったことありませんか?」
どこか、
そしていつか、
自分達が製造される遥か以前、
人類が科学を手に入れる遥か以前、
その時もしかしたら自分達は
恋人だったのかもしれない。
夫婦だったのかもしれない。
敵同士だったのかもしれない。
もしかしたら人ですらなかったのかもしれない。
二人を繋ぐ一本の花、
いつから二人の間に咲いていたのかもわからない。
一本の花、
二人の手が重なった時、記憶を探る旅は、
時空を超える。
(パンフレットより)
初めて見るタイプのお芝居。
出会いは、遥か昔
しかし、彼は戦争に巻き込まれ亡くなってしまう。
彼が大好きだった夕陽が綺麗に見える湖のほとり
彼女は彼のことを忘れないようにその場所に花の種をまき、
毎日毎日花を枯らさぬようにその場所を訪れる…
彼女の想いは、幾度も時を越え
それでも消えることは無かった。
そんな、彼女の想いは遥か未来のアンドロイドにも引き継がれ
そして
機能が切れる寸前に…。
アンドロイドの男性がアンドロイドの女性を好きになり…
ずっとそう思っていました。
でも、真実は彼女の想いがそうさせていたんです。
これを未来から過去に、遡って行くという話です。
「出会い」偶然ではなく、全ての出会いは何かしらの意味があって出会っているのかもわかりません。
それは思い出すことなく、分からぬままなのかも知れません。
彼女の気持ちが彼に伝わった時
とてもあたたかい、しかし切ない気持ちになりました。
なぜ、機能が切れる寸前?
でも、これからもきっと未来に
その想いはきっと伝わって行くんですよね…、
きっと。
少なくとも私はそう思っています。
何度も、何度も「死」というものを繰り返し、
重苦しい話しになっているようですが
そういう緊張が続き、
体が硬直するようなそんな感じになってきた時には
合間合間で笑えるシーンも入ってくるんです。
そのタイミングが実によく、そのために
最後まで集中して観ることができました。
そして、ふたりの機能が切れるあたたかくも悲しいシーンをより盛り上げ
花の秘密のエンディングのシーンも観ることができました。
ストーリーと構成についてはこんな感想です。
そして、出演者
ふたり芝居で90分の熱演。
凄い!
っていうのが、一番の感想。
特に彼役の三浦求さん。
パントマイムで(ロボットダンスのような動き)
アンドロイドを演じていたのですが
中腰のような状態での動きが大変そうでした。
これは、実際にお見送りの時にもお聞きしたのですが
彼が「その動きがやはり一番堪える」というぐらいに
始まって数分経った時には、汗が滴り落ちていました。
演技中の汗は凄いものでした。
アンドロイドがロボットの話し方から、学習して人間の話し方に変わったこの瞬間の演じ分け、これも凄かったです。
彼女役の澤井里依さん、いつも熱演のイメージ。
笑える役のイメージが強かったのですが、今回は
アンドロイドの目の回路が切れた後の表情や
機能が停止する前の演技は凄いなぁという感情以外は思い浮かびません。
それと、これは私だけかもわかりませんが
色っぽさを感じました。
この「メビウス」は今回、A~Dの4キャスト8人で行われているのですが
出演者が変われば、笑いの場所は当然変わるのでしょうし、どのように
全体のイメージが変わるのかも見てみたいというそんな気持ちになりました。
何か完全に「演じる」というものにハマりつつあるようです。
出演のおふたり


主演の(ポータブル・シアター)
三浦求さん


主演の(舞夢プロevkk)
澤井里依さん


ふたりでこの花を掴んだ瞬間に、雷のような音と光が発生し、時を越え別次元に飛ぶのですが
最後に
澤井ちゃんに一緒に花を持たせてもらったのですが
光りも音もなく、やはり
モックは運命の人ではなかったようです(笑)
