続いてのスゴ技達人は

こちらは大阪府泉大津市にある川

スゴ技達人の岡坂有矢さん

いったい何の世界チャンピオンなんでしょう?


彼方茜香「何のチャンピオンなんですか?」

岡坂「それは、これの世界チャンピオンなんです」

と、見せてくれたのは

彼方「これの世界チャンピオン?石の?」

岡坂「石を投げて水面に跳ねさせる水切りという種目のチャンピオン

彼方「あのポンポンポンってなるやつですか?

みなさん、子供の頃に水辺で遊びましたよね。

石を川に投げ、水面を跳ねさせる遊び、水切り。

岡坂さんはこの「水切り」のチャンピオン!

果たしてその実力は?

彼方「では、お願いします」


もはや遊びの域をこえた水切り

石はまるで水面を滑っていくように

猛スピードで突き進んでいきます。

その距離は…推定100m!

さらに

達人の手にかかればこんなことも

スタッフが水面に約30cmのフライパンを設置。

達人との距離は約50m!

この距離から
フライパンを狙い撃ちするというのです。


岡坂さんが投げると…

水面に波紋が、フライパンの方に近づく

少し左に外れてる?

「カーン!」

彼方
「あたった~!」


これぞ達人技!石は狙い通りに水面を跳ねて…


見事に的中させた直後に
彼方「おーっ、今の気分どうですか?」

岡坂「めっちゃ心配やったんですけど…(苦笑)」

実は高知県(仁淀川)で石の跳ね方や距離などの総合点で争う国際大会(国際水切り大会)が行われていて

岡坂さんは昨年(2015年)見事に世界チャンピオンに輝いたのです。


その秘訣をきくと

投げる石は、平らで適度な大きさ

そして、投げ方に大きなポイントがあるそうで…

彼方「何か投げるコツみたいなのを教えてもらっていいですか?」

岡坂「銃みたいに持って、この上に石を置いて
第一関節で指のかかる場所を探してもらって
自分のシックリくる場所を持つ」

ポイント①第一関節がハマるポイントを見つける
ポイント②第一関節に石を引っかけて回転させる

さらに…


岡坂「石を投げる時に、水面に10度~20度くらいで後ろを下げ目で」

彼方「そんなことまで考えて投げていたんですか?」

かなり難易度は高そうですが

このポイントを意識して投げると…



波紋も綺麗に出て、かなりの距離が!


人生で初めてあんなに跳びましたけど!!


こうして水切り世界一の称号を得た岡坂さんですが

更なる野望が…

彼方「これからの目標ってあるんですか?」

岡坂「水切りで100回を跳ねさせたいと思っています」

彼方「100回!」

岡坂「88回が今の世界記録でアメリカ人が持っています」

次の目標は水面を跳ねる世界記録88回を大幅に超える100回

回数は水面にできた波紋を数えるため

このように滑るように進むと回数が増えるのです。

なので、距離よりも水面を滑らすことが重要になってくるんです。

はたして
世界記録超え100回なるか?

これまで集めてきた200個の中からベストな石を選び…


いざ挑戦!!

気合いがはいるせり~ん!


彼方「では、100回目指して頑張って下さい!」


そして、岡坂さんが投げる

石は水面を滑り、理想的な進み方をしたようですが…

モニターを使って確認すると


50回を難なく超え

見事に100回も!

記録は世界記録を越え
103回を達成

パチパチパチパチ!!

岡坂「ありがとうございます」

彼方「凄い!でも、100回って叶ってもうたら次どうするんですか?」


岡坂「次200回目指します」

彼方「跳び過ぎでしょ(笑)」


世界一の水切り男、その挑戦は続く