大阪ほんわかテレビ

情報喫茶店のコーナー

本日のテーマは…




あなたの知らない関西

~その源流は関西にあり~

と、いうテーマで

今回せり~んが担当したのは

奈良の田舎町で作られる

日本一の名品!


奈良県川西町、奈良盆地のほぼ中央に位置するこの町は

町内に4つの川(曽我川・飛鳥川・寺川・大和川)が流れ

田んぼが広がる人口8000人程の町なのですが



「実はここ奈良県川西町はあるモノの生産で日本一のシェアを誇っているんです」

果たしてそれは何なのか?

川西町にあるトップメーカー「トモイ」におじゃましました



彼方「こちらがとあるモノのトップメーカーって聞いてきたんですけど…」

伴井社長「もう100年以上作り続けています」

彼方「100年前から使われていたということですか?」



100年以上前から使われている物

そして、原料が貝

奈良県川西町で作られる日本一のシェアをほこるモノとは?



はたして正解は!?



「…」




そして…


あーっ‼
貝ボタンってことですか!



伴井「そうです」


奈良県磯城郡川西町は貝ボタン生産量日本一の町‼

国内シェアは何と90%以上!

しかし、気になるのが…

彼方「奈良県って海がないですよね、
何で貝があるんですか?

伴井「船の便が良かったというので…」



町を流れる大和川は大阪湾に直結

しかも農業の閑散期の副業としては持ってこい

ってことで、始まり

昭和30年代までは、この町400世帯のうち

300世帯で貝ボタンを製造していたようなのです



でわ、どうやってボタンが作られる!?



彼方「袋がいっぱいありますが、ここで加工されているってことですか?」



貝はパプアニューギニアでとれる高瀬貝や白蝶貝

今はくり抜いたモノが原料として輸入されるのですが

厚みがあり歪んだ状態



それを何度も何度も研磨し、厚みをそろえます

そして、機械で穴があけられ、窪みが彫られます

するとボタンらしい形に…

今ではほとんどの工程が機械なのですが…



割れやすい貝や、細かいデザインの物は手で彫る

その後は、つや出し・磨きの工程を経て



最後は



1個1個目視してボタンの選別をしていくのです

年間1200万個の貝ボタンが出荷されています

お値段は小さいボタンで1つ20円程

プラスチック製のおよそ5倍程のお値段がしますが

これだけ輝きが違うんです

今や海外のトップブランドからの発注も増えたという奈良県産の貝ボタン




伴井「スーパーブランドまで売れるように…」

というように、まだまだ上を目指しています。