10周年合同記念事業
#三等カヨあがれ

三等フランソワーズ
『任務十年』
ストーリー
蓼科晴子はかつては捜査一課のエースとまで呼ばれていたが、ある日弁当を買いに立ち寄ったコンビニで言い知れぬ違和感を覚え、間もなくして警察を退職。
潜入捜査と称してそのコンビニでアルバイトを始め、言い知れぬまま十年の月日が経とうとしていた。
しかし晴子が犯した小さな発注ミスをきっかけに言い知れぬものの正体は徐々に言い知られるようになっていくのだったという感じのコメディ。
出演
福田恵・中川浩六・倉増哲州
そしてユニットまいあがれから米山真理
リポーターに澤井里依
キャリアの警察官が、コンビニ店内でふと違和感を感じ瞬間的にコンビニのアルバイト店員になる。
シャキシャキレタスハムサンドが、異星人の通信手段として使われていること。
話であり設定でありもう超クダラナイ話し。
出演者の真面目な取り組み、警察官中川浩六さんのシッカリとした突っ込み、そして何よりも福田恵さんのボケ具合が最高でした。
演技力というのか、福田さん凄いっ!
万博を上手く利用してミャクミャクを異星人の星の神としたり、大屋根リングを巨大魔法陣とする設定など今の時代を話しのネタとして利用していたのも良い。
ユニットまいあがれ
『こと座イプシロン星』
ストーリー
ともだちがいきなり宇宙に旅立った。寂しいより先に吃驚したので、何というか、実感がない。目的の場所はプロキシマ・ ケンタウリ。往復大体8年?それって宇宙船が光速で走れたらの話だよね?え走れんの?そして信じられない事に、ともだちとはメールでそれなりにやりとりをしている。多少のタイムロスはあるけれど。
人類史上もっとも遠く離れたともだち同士の他愛無くも無いやりとりをリズムに乗せておおくりする、音楽律動劇。
出演
米山真理・中嶋久美子
カヨコの大発明からアナウンスで有元はるか
舞台上にあるのは2つのどこにでもありそうな丸椅子だけ。
宇宙に突然飛び立った米山真理さんと、地球にいる大親友の中嶋久美子さん。
光速の宇宙船の中では時間が地球の10分の1で進む。
往復で8年、つまり地球では80年の月日が経つということなのだ。
終始リズムに合わせて、未来の通信機に打ち込む文字(LINE的)を互いに会話として表現。
舞台上には何もないからこそ、演技力が求められる。
照明、リズム、会話の強弱、表情、間(リズムに合わせているのだから当たり前なのだが、そのリズムを停めた時の効果)など最高。
適度なヨネマリさん演じるキャラにもよる笑いもあり、切なさもあり、ウルウルとしてしまった場面も。
単純だからこそ、それでこれだけのモノを魅せてくれるためには相当な練習があったに違いない。
ここまでとは思わなかった。見事でした。感動!
カヨコの大発明
『Blue Bird』
ストーリー
深夜高速。演劇人女三人は東京から公演先の青森へと向かっている。ふと人気のない道の傍に一人の少女が立っているのが見える。今時珍しいヒッチハイクか? 三人はその場のノリも相まって女の子をバックシートに乗せる。しかし少女が懐から取り出すは拳銃、固まる三人に向かって震える声でつぶやいた。
「・・・・・・東京へ行ってください………………!」
行くか戻るか、直進か左折か、果たして女三人(プラス1) の明日はどっちだ!!

