インドの街角は、こんな感じです。
川いっぱいにゴミが浮いています。
MCD(Municipal Corp of Delhi)によるゴミ収集もしていますが、
みな無自覚に川にゴミを捨てているのです。
川のそばでは、
おやつのトウモロコシを売るおばさんも。
インド研究者の中島岳志さんも触れていますが、
インドの人にとっては、
「不衛生と不浄は別概念」
です。
ベナレスのガンジスは、
死骸が浮いているそばでの水でも「聖水」です。
自分の身の回りが埃だらけでも、不衛生という観念は希薄です。
少しずつ「Clean Delhi,Green Delhi」と自治体が呼びかけて改善はしていますが、
道半ばです。
秋にはデング熱が毎年流行し多くの命が失われるインドでは、
不浄の観念は尊重しつつ不衛生をいかになくすかが今後重要になります。