きのうご紹介した門倉貴史さんの新書がとてもわかりやすかったので、
自分へのメモをかねて。
▼インド高成長の5つの理由
1)政治が非常に安定
インドでは過去に一度もクーデターが起きていない。
2)中産階級の台頭によって消費マーケットが持続的に拡大
3)中長期で巨額のお金が動くインフラプロジェクトが目白押しになっている
●原子力発電
2020年までに2000万キロワットまで拡大することを目標に掲げている。
●デリームンバイ産業大動脈構想
4500億円の円借款を供与。
ニューデリーとムンバイの間、
およそ1468キロを結ぶ高速貨物鉄道(時速300キロを想定)を建設し、
非効率な物流事情を改善する計画。
4)人口が増加を続けること
インドの生産力や資本蓄積は劇的に高まり、巨大な人口を養えるようになってきている。
5)ITを軸にした生産性の向上が経済成長を後押しする
優秀な人材が豊富に存在、技術進歩に期待。
インドには英語に堪能な人が3000万人以上いる。
今週の東洋経済によると、
東日本大震災もあって日本のゼネコンが
デリームンバイ産業大動脈構想の入札に応じるか微妙らしいです。
4500億円の円借款はひも付きなので、
これがどうなるのか、注目です。