フィリピンの大学院に来て10ヶ月。

英語(とくにアカデミックな領域において)のボキャブラリーが伸び、死ぬほど苦手だったライティングも、少しずつ院生らしい表現になっていくのを感じる。

(といいつつタガログ語は未だにブロークン)

 

ブログ更新をサボっていた間に色んな事があった。

 

【その1】専攻を変えた

 

夢を持ち、書きたい論文テーマも既に決めてワクワクしながらここに来た。

が、授業が思っていたよりもつまらなく、毎日机の上でひたすら問題を解いていくスタイルに疑問を感じていた。

母親の「嫌だったら(中退して)帰ってきてもいいよ」という言葉に泣きかけたのをぐっと堪え、辞めてたまるかと気合を入れて次の進路について模索していた所・・・

 

友達「うちんところに来なよ!」

 

と、別の分野を専攻している友達から連絡が。

色んな人にインタビューをし、かなりの割合でカリキュラム・クラスメイトの質・そこで指導している大学講師の質に満足している事がわかり、思い切って転科を決意。

 

アクセプトされるかどうか心配だったが、アドミッションレターを受け取り無事デパートメントを移ることになった。

 

この半年間は本当に地獄だった。

 

 

【その2】恋人に振られた

 

学業でブランクがあった時も常に悩みを聞いてくれ、私に会いにわざわざ日本から来てくれた恋人。

そんな彼から、急に別れたいと言われて一度は止めたものの、彼の「結婚相手を探したい。」という一言で身をひくことに。

 

年齢的にもそろそろ結婚したいだろうし、でも私が相手じゃあと最低でも2年は待たなければならない。

 

別れてから数ヵ月後、彼のLINEのプロフィール写真に新しい彼女らしい女性が写っていた。彼の幸せそうな顔をみて、私も自分の目標に向けて頑張らねばと思った。

 

 

【その3】死ぬほど課題に追われていた

 

他のどの科よりも課題が多いから気をつけろとの忠告をあまり真面目に聞いていなかった私。

教授からこれを読んでおけと渡された本がなんと200ページ以上。

 

(心の声)えぇ?!これを来週までに読破っすか先生!

 

授業は金曜日と土曜日の2日間のみ。

日曜日から木曜日まで連休気分で遊べるとぬか喜びしていただけに、各授業で渡された課題の重さに、毎日脳死状態。

 

しかし、意識が高い学生と議論し、意見交換に精を出し、学生も教授も、私が外国人であることを理解してくれる。

そして沢山の課題を通して英語力も高まった。

 

前学期では味わえなかった“学生らしい生活”を、こうして体感することが出来て幸せな毎日を送っている。

 

 

 

 

 

フィリピン留学×ブランク=挫折ありきの大学院留学