Bonjour、みなさんこんにちはまじかるクラウン

 

フランス系カナダ人の年下夫と国際結婚して

カナダでのセカンドキャリアを開拓中

好きなことを勉強してきたらこうなっていた...

そんな博士リケジョのもっこです。

 

 

今回は、[今の時代にこそ研究留学を勧める3つの理由]

について。

 

 

私は大学卒業後に博士課程に進学し、提携校であるカナダの大学に2年間の研究留学をしました。

 

今の時代、特に日本でも充実した研究生活を送れる施設も多いし、留学しなくても十分素晴らしい結果を望む研究ができます

 

それでも、私が研究留学したことはこれまでの人生でも決断してよかったと思うことのTop3に入ります

 

それでは、私が研究留学を勧める3つの理由についてお伝えします。

 

ダウン

1.視野がとてつもなく広がる

日本でも色々な研究者がいると思いますが、私が日本で所属していた研究室教授・准教授(または講師)・助教の3人体制でした。ですので、私のボスは教授であり、教授の意向が最優先です。

 

海外に留学して、一番驚いたのはその3人体制がないということでした。

 

私の留学先のボスは当時准教授でした。そのボスが主導の研究に参加するという形でした。業績があれば、年齢なんて関係ないし、ポジションも関係ない。そういう世界があることにまず驚きました。

 

さらに、留学先のラボには正規の大学院生(修士課程・博士課程)、ポスドク、学部生、短期留学生などがいました。国籍は本当にバラバラ

 

さまざまな文化に触れながら研究ができることは、非常に有意義でしたし、自分のレベルは決して低くないのだと実感できたことも大きな収穫でした。

 

というのも、私は日本でも日常的にオートピペッターを使っていましたが、国によっては教科書で見たことはあるけれど実際に使ったことはないという人がいたりすることに驚きました。

 

ただ、そういう国から来ていた人はかなーーーり優秀な学生揃いでした。

 

また、日本ではあまり重視されない宗教についても日常の中から学ぶことができました

 

例えば、ラマダンの季節になったりすると断食が始まり、研究者は活動量が減り明らかに日中元気がなくなっていたり。。。イスラム教の教授のラボには、自然とイスラム教徒の学生や研究者が増えることを目にしましたが、そのラボはラマダンに合わせて実験計画を立て直していました。(日中はお休みで、午後からとか。。。)

別のラボに機器を借りにいきたいのに、いなかったなんてこともありました、笑

 

日本では小さな研究室にいたということもありますが、研究留学をすることで世界を見る目は大きく変わります。これはまさに、世界に出なければ得られない大きな収穫です。

 

 

 

2.度胸がつく

 

やはり、研究留学は生活の全てが英語です(おそらく、どの国にいっても基本的に英語を使うことができれば仕事上で問題はあまりないでしょう)。

 

やはり、研究留学は日常や研究生活の全てが英語です。(おそらく、どこの国に行っても研究会留学であれば英語ができればあまり仕事上で問題はないと思います。)

 

留学中に、所属先のラボと隣のラボで共同で開催されている抄読会(Journal club)が毎週ありました。

 

大学院生はみんな自分の研究に関する論文を見事にまとめたり自分の結果を素晴らしくプレゼンしていました。

 

毎回圧倒されながらも、ある日私にもその役割が回ってきました

 

それはそれは、もう、大惨事でした。笑

 

今だから笑い話になりますが、当時は大失態で恥ずかしいし、虚しいし、悔しいしで、終わった後に人知れずトイレで泣いていました

 

でも、そこで学んだこともたくさんあったのです。

 

その後に学内で開かれる学会でポスター発表した時も、5分内に発表するようにと言われ準備しましたが、周りはみんな正規の大学院生でネイティブでした。

交換留学生である私はかなり立ち位置が違うな。。。と思いながらも正規の留学生の子と練習しながら当日を迎えました。

 

心臓が飛び出るほど緊張していましたが、なかなかこんな機会はないと思います。

 

突然の無茶振りなんかもよくあると思いますが、留学中にそれを避けるという選択肢はありませんでした。なんのために留学しているのか?それを常に考えていたからです。

 

その結果、私は度胸がついたなと思います。自分のコンフォートゾーンを無理矢理にでも超えるという機会は人生で何度あるでしょうか?きっと、留学がその機会になると思います。

 

 

 

3. チープなプライドを捨てる覚悟ができる

 

私は当時大学院生で、6年制薬学部卒業後2年目くらいでした。

卒業研究や1年目に研究をしていたとはいえ、研究歴は浅かったのが現状です。

 

でも、留学してすぐに、大学院生の子から学内で開催されるセミナーにいこうと誘われました。研究歴の浅い私は専門用語が全然分からず、セミナー終了後に全然分からなかった。。。と話しました。

 

すると、ネイティブであるその子も、「私も分からなかったよ!」と言っていました。

 

私はなんだか拍子抜けしてしまいました。

 

なんだか、周りは超がつくほど優秀な研究者に見えていて、私よりもはるかに知識も能力もあるように見えました

でも、人それぞれ努力を重ねてある程度の地位に上り詰めるのだなと改めて感じました。

 

そして、海外の人は分からなければちゃんと聞きます

セミナーでも、私が分からないなと思ったことはもちろん、理解が難しいことも聞いていました。

 

意外と自分は知っている風に聞いていて、実はよく分かっていないなんてことありませんか?

 

私は、この経験があってから、自分の理解していることをちゃんと確認したり、分からないことはしっかりと聞くということをすることを恐れずにするようになりました

 

自分の当たり前が、実は当たり前ではないということ、たくさんありますよね。

これは研究者として知っていて当たり前とか。

 

でも、研究留学をすると新しい環境で新しいことを学ぶのですから、素直に「分からないから教えてください」と言える精神があることは伸び代につながります。

 

知っていて当たり前だと思うから、聞かないで自分の中で消化する。

自分で調べてそれだけで理解する

というのは効率が悪いし、それこそチープなプライド

 

それなら、捨ててしまって効率よく、楽しく過ごせる方が何倍も楽しい!と思えるようになりました。

 

 

今日は[今の時代にこそ研究留学を勧める3つの理由]

というテーマでしたが、

1. 視野がとてつもなく広がる

2. 度胸がつく

3.チープなプライドを捨てる覚悟ができる

 

の3つをご紹介しました。

私が大学院研究留学で学んだこの3つ、私は本当に留学してよかったと心から思います。

 

 

 

 

 

 

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