人生の歯車が空回りすることなく、勢い良く上手く動き出すのは、
すべてのタイミングがジグソーパズルのピースのように美しくハマった時だと思います。
タイミングの中には、色々なものがありますが、大きくわけて2つあると考えています。
1.自分の力が及ばないもの
例えば、法律や政治,社会・会社・学校のルールなどは、自分では変えることができません。
普段、政治についてほとんど関心がなかったけれど、
新型コロナウィルス禍で政府による対応が国によって、自治体によって
大きく異なってくることで、関心を持ち始めた人もいるのではないでしょうか。
私もその一人で、政府対策への見方が変わりました。
水際対策や、人の往来などの規制をするのは、基本的には政府で、
国として『緊急事態宣言』出た際には様々な事業を休業せざるを得なくなったりしました。また、学校や幼稚園、保育園もお休みになってしまいました。
私も、カナダ国内の移民局での国外申請者の手続きが一時ストップしていて、
それが再開されるまでは移住計画がなかなか前に進められないのが現状です。
さらに、自分の力の及ばないことといえば、「他人」に行動してもらう必要のあることも含まれると言えます。
国際恋愛や国際結婚をされている方のVISA手続きで女性が海外に移住する場合、
カナダでは結婚やコモンロー(事実婚)で永住権申請をする場合,結婚または1年以上の居住を共にしてから,移住先にすでに住んでいるパートナーにスポンサーになってもらう必要があります(カナダの場合)。
さらに,自分たちの愛が真実であることの証明も必要ですし、
自分だけではなく,パートナーに準備してもらう必要のある書類も沢山あります。
が、なかなかパートナーが動いてくれないことがあるという話をよく聞きます。
でも、これはパートナーがやる気を起こしてくれるのを待つしかありません。
こちらが躍起になっても、思うように動いてくれないことが多いのではないでしょうか。
私は、ここの部分で、相手ありきで待っていては何も進まない!と思い、彼に頼らず永住権を取得する方法を探しました。お互いを尊重することで、それまで築き上げてきた信頼関係を守ることも選択肢の一つだと思います.
2.自分の準備、努力しだいでなんとかなるもの
例えば、仕事の準備、資格試験の対策、勉強や精神的・肉体的な体調管理もここに含まれるでしょう。
資格試験の際に、
どんなに勉強してきた人でも、どんなに頭が良いと言われる人でも、
集中力が維持できなかったり、直前に体調を崩してしまうと本番では本来の力を発揮できないこともあります。
医療系の国家資格は、基本的に年明けの2月・3月に行われることが多いですが、
この時期はインフルエンザが流行する季節です。本番で自分の体調をピークに持っていくために、インフルエンザ対策としてワクチンを打っておくということも重要になります。
また、仕事で締切が分かっていれば、そこにむけて100%の準備をすれば、本番もうまくいく可能性は高いですが、準備不足だとやはり結果はそれなりのものになるかもしれません。
勉強・試験、プレゼンテーションへのモチベーションも精神的な面でいうととても重要なポイントだと思います。
マインドセットは、物事を始める上で8割を占める!
モチベーションが低く、自信がない人は周りから見ても元気がなく見えますが、
モチベションが高く、自信がある人は『やってやるぞ!』というのが雰囲気からも伝わってきます。
これら2つの『自分の力の及ばないところ』『自分の準備・努力次第でなんとかなるもの』のタイミングがしっかりと合えば、色々な事がうまく回りだすと思います。
実際に、私が薬剤師の国家試験に合格し、その年にカナダ留学が決まった時は、すべてのタイミングがカッチリと合っていた時だったのだと思います。
国家試験に向けて自分が納得して自信をもって試験に臨めたし、カナダに留学する為のモチベーションや環境的(VISAや住まいなど)準備も十分でした。
逆に、試験に不合格だった時は、準備不足や体調不良が大きく響きますが、
自分をよく知っていれば、自分のご機嫌のとり方、リラックスできる方法を分かって、メンタル面で悔しい思いをすることは少なくなると思います。
今、やりたいことがあるならば、すべてのタイミングが合った時に、100%自信をもってできると言えますか?
今『自分の力の及ばないところ』で悔しい思いをしているのならば、法律が変わったら、政府の方針が変わったら、すぐに行動できますか?
(これ、最近本当にあることですよね...!)