外国語の試験受けたことありますか?
私は、
実用英語技能検定試験(英検)だけは父に
『履歴書の資格に書けるから』という理由もあって
准1級まで取得しました。
でも、その他は必要に迫られたことがなく
受けたことがありませんでした。
昨年から、永住権申請のために
何度かIELTsを受けたのですが、
これがなかなかの曲者で、
悪戦苦闘の日々でした。
英検の特徴としては、
その”級”に応じた試験内容、
その"級"に合わせた単語や熟語
がある上で文法についても問われますよね。
IELTsでは、
GeneralとAcademicの2つの違いがありますが、
試験を受ける時点での英語のレベルは関係なく
全員が同じ試験を受けます。
ReadingとWritingの内容が、
GeneralとAcademicでは異なってきますが、
ListeningとSpeakingは同じです。
そして、
正答数に応じたスコアが
Reading, Listening, Writing, Speakingの
点数を最大9.0点として評価されます。
もちろん、
英検の試験と同様で単語や熟語を知っていることは重要ですが、
IELTsでは、より実践的で総合的な英語力を試されている気がしました。
特にIELTs(General)は、
移民したい人が多く必要とする試験なだけあって、
生活に即した
求人情報の読み取りやアクティビティの案内など
の問題もあります。
私が最も点数が伸びずに苦戦したのはSpeakingでした。
評価基準として、
Fluency and coherenceー流暢さと一貫性
Lexical resourceー語彙力
Grammatical range and accuracyー文法知識の正確さ
Pronunciationー発音
があります。
いかに、
自然に
多岐にわたる語彙力を使って
正しい文法を使って
流暢に話すことができるか。
これが試されます。
試験はPart1,2,3に分かれていますが、
すべて録音されています。
試験監督と密室の中で
自分の回答を録音されながら、
1人で1〜2分間話続けたりしなければなりません。
英検の准1級までは、
スピーキングの試験監督は日本人だったので
同じような試験内容でしたが、
相槌などのうちかたから、
やはり『日本人』同士の英語の会話といった感じで進められるように感じました。
でも、IELTsの試験監督は英語ネイティブばかりなので、
British English, American English
どちらに近いネイティブに当たるかによっても
自分のリラックス度合いが変わりました。
私は、アメリカとカナダへの留学経験から
American Englishに慣れています。
なので、British Englishを話す方との会話では
緊張すると確認のための聞き返しを行う必要がでていました。
世界各国でIELTsの試験を受けることができますが、
英語が公用語とされている国では、
自ずと評価も厳しくなっていると聞きます。
全く同じ試験を受けたとしても、
日本で受ける場合と、カナダで受ける場合では、
日本の方が評価が高くなる可能性があると...
(本当のところは良くわかりませんが、よく聞く話です)
私も改めてIELTsを受けなければ行けない日が
来ると思いますが、今は休息期間です。
ただ、今はカナダに居て
毎日英語を話す機会があるので、
日本で日本語漬けの生活を送っていた頃よりは、
Speaking力がUPしていると信じています。
やはり、環境を作ることが一番大切だなと実感しています。