私達は、9月初めに結婚を決意し、10月初めに結婚式を行いました。

決断から決行まで、たった1ヶ月!

 

今回は、デンマークでの結婚で、日本人×カナダ人の私達が準備した書類についてお話します。

それでは、詳しく見ていきます。

 

1.結婚宣言書〜Declarations of marriage

 

これは、11ページに及ぶPDF書類で、新郎新婦それぞれの情報を書く必要があります。

 

・名前、居住地、メールアドレス、電話番号等

・国籍、性別、出生国、出生街

・結婚歴の有無、子供の有無

・2人の出会い

(初めての出会い、オンラインか、実際に会ったことがあるか、共通言語等)

 

一部割愛していますが、このようなことをそれぞれが記入します。

 

私達は、現地デンマークのプランナーさんにすべて委託したので、

書類の準備→添削→提出までを手伝ってもらったので、ストレスなく行えました。

 

2.代理委任状〜Power of attorney

 

私達は、デンマークのウェディングプランナーを介してすべての手続を行いました。

 

『代理人にすべての手続を委任しています』という宣言書に

新郎新婦それぞれが直筆のサインします。

この書類も、プランナーさんが用意してくれました。

 

私達は日本とカナダ、それぞれ違う場所にいましたが、

【私が署名→スキャン→彼にメール送信→彼が署名→スキャン→プランナーさんに送付】という形で送りました。

 

3.パスポートのコピー〜Passport copy

 

それぞれのパスポートの表紙を含めたすべてのページのコピー(写真でOK)が必要でした。

 

・2ページ分が1つの写真に収まるようにする

・パスポートは、デンマーク滞在から少なくとも3ヶ月は有効期限が必要

 

4.2人の関係が本物だと証明する写真〜Pictures to proof that relationship is real

 

私達が2人で撮った写真を日付入で10〜12枚送りました。

 

これは、犯罪や偽装結婚を防ぐために2人が

本当に付き合っているということを証明するためのものです。

 

国際結婚での様々な手続きで、よくあることかもしれません。

 

2人が写っている写真があれば、SNS等(FacebookやInstagramなど)

での写真でもいいと言われましたが、

私達は交際写真をSNSにアップしていないので、

プライベートな写真を日付がわかる形で送信しました。

 

ここまでは、2人で準備する必要があった書類で、

ほぼすべてプランナーさんが準備してくれて、チェックしてくれるので、

心配ありませんでした。

 

ここからは、それぞれが準備しなければいけない書類です。

といっても、他の国での手続きに比べたら本当に少ないと思います。

 

《日本人》

・戸籍謄本の写し(翻訳、アポスティーユが必要)〜 A copy from the family register

 

※これについては、少し複雑で、長くなるので、別記事にしました。

 

《カナダ人》

・独身宣言書~single status affidavit

 

これは、Notary publicというカナダの公証役場のようなところで、

『独身です』という宣言をするものを証明してもらう書類です。

 

カナダも、これをオタワの外務省によって

法的に有効なものだと認めてもらうステップを経ることもあるそうですが、

デンマークではここまでは必要ないとのこと(プランナーさんによると)で、

彼の方の書類は比較的簡単でした。

 

これらが、私達が準備したすべての書類です。

 

 

 

デンマークは、電子化が進んでいる国です。

 

国連の経済社会局(UNDESA)が2020年7月10日に発表した、

国連加盟193カ国を対象とした電子政府の調査結果をまとめた

「世界電子政府ランキング」で、デンマークは第1位でした。

 

そのくらい、データ社会が進んでいるのです。

 

これらの書類をすべてデータとして送り、

それが受理~accept されれば家庭裁判所からの結婚許可証が送られてくる仕組みです。

その受理から4ヶ月以内に結婚式を行う必要があります。

 

※私と彼は、お互い”初婚”であり、離婚経験や子供はいませんので、上記の書類のような必要最低限のものの準備でした。もし、どちらか一方に離婚歴があったり、2人に子供がいると必要な書類は変わってきます。今後、私達と同じような経験をされる方の参考になればと思います。

 

今回は、ここまで、次はアポスティーユについての記事を書きます。