大正幽霊アパート鳳銘館の新米管理人(2) /竹村優希 | mokkoの現実逃避ブログ

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発売日:2021/11/20
文 庫:272ページ
ISBN-13:978-4041119730

鳳爽良は強い霊感を持つ23歳。
祖父から代官山にある美しい洋館アパート・鳳銘館を継ぎ、
管理人となった。
霊にまつわる住人たちの事件に向き合う中で、爽良は
ここが自分らしくいられる場所だと思い始める。
そんな折、男の子の霊に、少女の霊・紗枝(さえ)から
預かっていた大切な星形の髪留めを盗られてしまった。


その男の子は生前からキラキラしたものを集めているらしい。
爽良は、鳳銘館の隣の部屋に引っ越してきた
過保護な幼馴染の礼央と共に、そのわけを探るが……?
住人たちの心残りを癒していく優しいオカルト成長物語。
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シリーズ第2弾

第1弾では、あまりに主人公がイラついたものだから
ちょっと冷たい感想になってしまった(;^_^A

メインキャラは、鳳銘館の管理人となった爽良
霊が視える事で両親から疎まれ、23歳になった時に
祖父が管理していた代官山の洋風アパートを相続。
必要以上に怯えて恐ろしいくらいにマイナー思考なのに
霊に対しては、力もないのに同情しがち。

爽良の幼馴染の玲央は、これまた視える側の人。
爽良ファーストのイケメンで凄腕のプログラマー。

玲央の気配りは気のせいだと、自分に言い聞かせる爽良が

シツコくて、イラっとする。


そして、元管理人代理の御堂吏(つかさ)
管理人の仕事を爽良に教えたり、契約に同席したり
普段はアパートの修繕をしているが、寺の息子で
物凄く霊感が強くて、藁人形に霊を閉じ込めて寺で
供養してもらったりしている。

母親を悪霊に殺されているので、やたらと霊に同情する
爽良に良い印象は持っていないが、協力的である。

吏の妹で「依(より)」は、悪霊を収集していて、霊を
モノとして扱うので、御堂家から勘当されている。
勝手にアパートに上がり込んで、吏の藁人形を持ち出し
封じられた霊を商売に使っている。

兄弟犬のロンディとスワロー(霊)
ロンディは人懐っこいが、スワローは爽良を嫌ってる?
玲央はどちらとも仲良しなんだけどね。

第一章 沙絵から預かっていたを髪留めを、悠真という
    少年の霊に盗られてしまった・・・
    悠真がキラキラした小物を集める理由とは・・・

第二章 鳳銘館の入居条件は視える事。なので半分位は
    空き室だが、住人である画家の男性と顔を合わせた。
    男性の恐ろしい秘密とは・・・
    そして、依によって、沙絵が回収されてしまった!

遅れて届く光(番外編)
    色んな過去の記憶が曖昧になっていた爽良に
    母親から夏祭りの連絡が来て、玲央と一緒に
    夏祭りに向かうのだが・・・

あぁ・・・やっぱりこの主人公はイラつく。
そのうち、気にならなくなるかなぁ~
まとめ買いしたからなぁ~
でも、霊現象とか、その解説は面白い。
知識として持っていた方がいいものが色々書かれていて
勉強になるわぁ~(^◇^;)