発売日 : 2015/9/30
文 庫 : 392ページ
ISBN-13 : 978-4074031009
猫猫は友人の小蘭が後宮を出たあとの就職先を
探していることを知る。
猫猫と子翠はそんな小蘭のために伝手を作ろうと
後宮内の大浴場に向かう。
その折、気弱な里樹妃が幽霊を見たという話を
聞いた猫猫は、それを解決すべく動き出す。
一方、翡翠宮では玉葉妃の腹の子が逆子だとわかる。
ろくな医官もいない後宮でこのまま逆子を産むことは
命に関わると、猫猫は自分の養父である羅門を
後宮に入れるよう提案するが、新たな問題が浮上する。
後宮内で今まで起きた事件、それらに法則があることに
気が付いた猫猫はそれを調べようとして―拉致される。
宮廷で長年黒く濁っていた澱、それは凝り固まり
国を騒がす事態を起こす。
---------------------------
シリーズ第四弾。
前作で仲良しの小蘭に、更に子翠が加わった。
小蘭は、後宮を出た後の職探しをしていて
そのヒントを子翠が教えてくれた。
そこで偶然耳にしたのは、侍女にいじめられている
里樹妃の幽霊話。むろん猫猫が解決してくれる。
ひょんなことから玉葉妃が逆子ではないかと気付き
猫猫は養父を推薦するのだが、運がなかったとはいえ
羅門(ルオメン)は後宮を追放された身。
侍女頭から激しい反発に遭うのだが・・・
更に、後宮内で起きた事件に法則性を感じた猫猫は
調べている最中に拉致される!!
( ゚ ▽ ゚ ;)エッ!!
猫猫が戻ってこないと伝えられ、慌てる壬氏達。
無謀な行動で帰ってこない事もあった猫猫だから
疑念を感じるのが遅れた。
しかし、そこは羅門。慌てず騒がず手がかりを辿る。
ネコの毛毛 グッジョブ!
っていうかネコも前作からの伏線だったのですよ。
そして、国をひっくり返すような騒動になる。
某妃の逃亡と謀反。
前作で壬氏を亡き者としようとした武器
過激に反応したのは、名前を出そうとするだけで
猫猫を恐ろしい表情に変貌させる、あの人!
あの変人軍師が壬氏に物申す!
まぁ~過激にならないように、変人軍師の甥が
羅門を呼びに行ったから、ブレーキにはなったけど
禁軍を動かすことになる。
帝の代理で軍を動かすのは・・・w(゚o゚)w オオー!
一方、猫猫は移動中、拉致され集落の中を見て回る。
経験から得られる知識を元に観察する。
軟禁されている部屋は前任の薬師がいた部屋。
外で遊ぶ子供の一人が猫猫を逃がそうとした結果
古代の狂王が作った処刑方法を猫猫で試すことに。
あぁ~!猫猫がぁ~っ!!・・・っ??
それから起きる怒涛の展開。
待ってましたぁ~ってな感じの展開
変人軍師は人の認識はできなくても、物事が碁盤に見える。
その甥っこは、養子にしただけあって、賢くて物事を
算盤(そろばん)ではじき出す。
軍師達の計画に、壬氏率いる禁軍が動き、
駄犬:李白も続く(* ̄0 ̄)/ オゥーッ!!
「つかぬことを伺う。宮廷で働いている猫猫という
娘に似ている気がするのだが」
「本人ですから」
「なんでここにいる」
「さらわれたようです」
「なあ、お前の父ちゃんって・・・」
「たぶん、大体想像通りなので・・・」
更に・・・超絶美形の顔が・・・
事の結末は、悲しくて哀れで・・・
それでも託された猫猫は、役目を果たす。
戦は農民が暇な時期に起こる
なるほど・・・
さて、壬氏の正体がわかったことで
今後、どんな展開になるのか、楽しみ♪
って、もう読んでるんですけどね。
楽し過ぎて、家や会社の昼休みにも読んじゃって
進むのが早くて感想が間に合いません(;^_^A