ミイ子「マリカ〜、もう私この一週間で電池切れた…!出社しただけでHPゼロ…。」
マリカ「それ、出社じゃなくて出棺レベルのエネルギー消費ね。」
ミイ子「ほんとそれ!なんでこんなにしんどいんだろう?朝から夜まで外的ストレスのオンパレードって感じよ。会議、締切、通勤ラッシュ、人間関係、上司の機嫌…地味に全部ダメージ蓄積してるんだけど。」
マリカ「確かに外の世界は爆音で襲ってくるけど、本当のエネルギーバキュームって、実は内側から来てること多いのよ。」
ミイ子「え、なにそれ怖い。私の内臓がエネルギー吸ってるの?」
マリカ「違うわよ。内面の重荷ってやつ。自分の中で抱えてる未解決のモヤモヤとか、こじれた過去とか、自分に向けた厳しすぎる言葉とか。そういうのが、無自覚にエネルギーをむしってるのよ。」
ミイ子「たしかに…思い当たる節ある。もう10年前に終わったはずの元カレ三股案件とか、まだ未消化だもん…。あと、上司に言われた一言、3年経っても忘れてないし。」
マリカ「そういうの、心の中に30キロの重りつけて毎日生活してるようなもんよ。そりゃ疲れるわけよ。」
ミイ子「え〜〜私、感情的な重りに加えて物理的にもスナック菓子で体重増えてるから、実質50キロ背負ってるかもしれん。」
マリカ「それは別件で健康診断行きなさい。」
ミイ子「でもマリカ、自分の内面の重荷ってどうやって気づくの?日常に紛れて見逃しがちなんだけど。」
マリカ「まずは気づくことがスタートよ。たとえば、何にイライラしてるのか、何に反応しすぎてるのか。心の中で、誰かと延々とケンカしてるときとかね。」
ミイ子「あ〜、勝手に脳内会議初めて勝手に全滅させてる時あるわ。しかも1人反省会までセットで開催してる。」
マリカ「それ、消耗系ワンマンイベントね。あと、自己批判ってやつも超エネルギー泥棒よ。」
ミイ子「それ!あるある!『私ってダメだな…』って自動再生されるやつ。しかも一時停止ボタン見つからないの。」
マリカ「それね、自分の中に住んでる“内なる批評家”の仕業よ。しかも、その声ってたいてい親とか先生とか、過去の誰かの亡霊放送なの。自分の本当の声じゃなかったりする。」
ミイ子「えー、じゃあ私、脳内に無許可ラジオ局あるってこと?ちょっと迷惑すぎる。」
マリカ「でもね、そのラジオ、周波数を変えることはできるの。必要なのは練習と、ちょっとの意識。たとえば、自分を責めそうになったときに止めるとか、できたことに目を向けるとか。」
ミイ子「なるほど〜。たしかに、何かできたときって、スルーしがちなんだよね。『こんなん当たり前じゃん』って。」
マリカ「小さな成功でも祝うの、大事よ。だって、内なる批評家は勝手に赤ペン先生やってくるけど、褒め係は雇わなきゃ出てこないもの。」
ミイ子「私、今日SNS用の写真フォルダ整理した!それって褒めていい?」
マリカ「もちろん。今すぐ心の中でファンファーレ鳴らしなさい。」
ミイ子「パーパパパ〜〜ン♪ よっしゃ、自画自賛力、鍛えるわ。」
マリカ「あとね、自分をちゃんと見てくれて、認めてくれる人と過ごすのも大事よ。その人たちの言葉は、内なる批評家を静かにさせる特効薬になるから。」
ミイ子「いる、そういう人。私のアホ話を本気で聞いてくれる家族とマリカ。」
マリカ「アホ話傾聴係、ありがたく拝命いたします。」
ミイ子「は〜〜、なんか今日は心が軽くなった気がする…。もしかして、内なる重りが少し取れた?」
マリカ「気づきは解放の第一歩。人は自分の中にある石を見つけて、そっと置いていける生き物よ。」
ミイ子「人間で良かった。」
自己批判を減らすための5つのステップ
1. 心の中の「批判の声」は真実ではないと気づく。考えることすべてが事実ではない。
2. その声はどこから来ているのか考えてみる。誰の声?なぜそれを信じてる?
3. 自分にやさしくなることを学ぶ。否定的な考えに気づいたら、意識的に優しい言葉に置きかえる。
4. うまくいっていることに注目する。小さな成功でもしっかり認めて、喜ぶ。
5. あなたを認め、応援してくれる人たちと過ごす。あなたの価値をちゃんと分かってくれる人のそばにいること。
疲れの原因は、忙しい仕事や人間関係など「外側のこと」だけだと思いがち。でも、実はそれ以上に私たちのエネルギーを奪っているのは、自分の内側にある「見えない重り」かもしれません。
たとえば、昔の傷ついた記憶、解決されていない感情、自分に向ける厳しすぎる声。それらは気づかないうちに、心の中で重くのしかかってきます。
まずは、その「重り」に気づくことが第一歩。
そして、「内なる批評家」の声に流されず、自分にやさしく接する練習をしてみましょう。小さな成功を認めたり、自分を応援してくれる人と過ごしたりすることも、心の回復にとても効果的です。
本当の意味で自分を軽くするのは、「がんばること」ではなく、「ゆるめること」。
少しずつ、自分にかけていた見えない重りをおろしていきましょう。今日も、よくがんばった自分をちゃんと労ってあげてくださいね。
