ミイ子「ねぇ聞いてよ。昨日さ、例の友達から『私っていつもみんなに利用されてる』って泣きLINE来てさ、しかもそれ深夜2時!」
ミイ子「でしょ!?しかもその3時間前には、私が昇進したって言ったら『あ〜、ミイ子は運がいいよねって』なんか微妙に引っかかる言い方…。」
マリカ「それ、典型的な他人の成功はスルー or マウンティングパターンね。そういう人って、人の幸せで一緒に喜べないの。脳内で『主役は 私でしょ!?』って常に叫んでるから。」
ミイ子「それ!あとさ、共通の友だちに『あの子、最近ちょっと冷たくて…』って私のことチクってたらしくて!」
マリカ「出た出た、スプリッティング(分断工作)。人間関係を陰でチェスみたいに動かして、最終的に『みんな私の味方!』をやりたいのよ。」
ミイ子「いや、なんで友情が戦略ゲームになるんだって!私はルールも知らずに駒にされてたってわけ?」
マリカ「そうよ。で、何かちょっとでも意見しようものなら『なんでそんな冷たいの? 私また傷ついた』って、今度はメンタルの人質取ってくるのよ。」
ミイ子「あ〜もう、まさにそれ!でも言い返すと『責められた!』って大騒ぎ。しかも、自分が怒るのはOKなのに、人が怒ると怖いって言うし。」
マリカ「うん、それ、自他の境界があいまいなのよ。あなたのものは私のもの、私のものは…誰にも渡さない。」
ミイ子「てかもう、精神的カロリー高すぎない?こっちは毎回エネルギーごっそり持ってかれるんだけど!」
マリカ「まさに感情のブラックホールよ。吸い込まれる前に離れた方が正解。私の周りにも前にそういう人いたけど、距離取ってから呼吸が楽になったわ。」
ミイ子「はぁ…ほんと、友情ってこんな疲れるもんじゃないよね。」
マリカ「ええ。友だちって、人生に金継ぎをしてくれる存在であってほしいのよ。割れたところを金でなぞって『それもあなたらしさだよ』って言ってくれるような。」
ミイ子「わ〜、その表現好き!でもその子は、こっちのヒビに塩こすりつけてから、『私のほうが不幸だし』って勝ち誇ってた。」
マリカ「うわ、金じゃなくて激辛スパイスで修復しようとしてくるやつね。」
ミイ子「今思うと笑えるけど、当時はガチで疲弊してたから…。ちょっとずつ距離取るのが一番かな。」
マリカ「そうね。まずは、自分の感情が安全でいられる関係を選ぶとこからよね。それが、友情の基本だと思うわ。」
ミイ子「よし、私も感情のブラックホールに吸い込まれないように、今日から友情セキュリティ強化週間に入ります。」
マリカ「それ大事(笑)パスワードは自己肯定感、2段階認証は心の余白でいきましょう!」
ナルシズムな人(被害者ぶる人)に見られる5つの典型的な特徴
1. 被害者を演じる
常に、自分は悪くないという立場を表明する。しばしばひどく傷つけられた被害者として振る舞う。そのため、あなたが少しでも異なる意見を伝えようとすると、その人はあなたにも傷つけられたと感じる。世界中の人が自分に敵対しているかのような言い方をする。
2. ドラマクイーン
些細なことでも大げさなドラマに仕立て上げ、常に混乱やカオスの中で生きているように見える。波乱こそが、その人のエネルギー源であり、波乱の中でしか生きられないようにも感じられる。他人が意図していない発言や行動にも敏感に反応し、傷つけられたと大げさに主張する。
3. コントロール欲求が強い
あらゆる物事や状況を自分の思い通りにコントロールしたがる。スケジュール、話す内容、他人の決定にまで介入し、自分の都合とニーズに合わせようとする。一見、人を助けたいという善意のように見えることもあるが、実際は支配や干渉の一環であることも少なくない。
4. 人の成功を心から喜べない
あなたが幸せであったり、何かを達成したりしたとき、その人は素直に喜んでくれない。代わりに、それを軽んじたり、嫉妬したり、自分の方がもっとすごい経験をしたと自慢したりする。あなたが輝いていると、その人は自分は不幸だと嘆いて注目を再び自分に向けようとする。
5. スプリッティング
その人は、あなたのことを共通の友達に悪く言い、またその友達のことをあなたに悪く言う。つまり、うわさ話や嘘を使ってあなたと周囲を分断しようとする。目的は、周囲から信頼と共感を得て、自分だけが本当の味方であると思わせること。そして、自分の嘘によって誰かが傷ついても気にしない。嘘がバレても認めず、さらに新しい嘘でごまかそうとする。
ナルシズム傾向のある人との友情は、うまくいかないことがほとんど。相手が自分の言動をあなたのせいにしたり、まったく責任を取ろうとしない場合はしっかりと距離をとることをおすすめします。
