猫
我が家に、やって来て2ヶ月が経過。
魅惑の美獣に翻弄されっぱなし。
ネコである。
これほどまでに愛らしいとは.....。
いささか想定外である。
そもそも動物好きである。
現、相棒たる犬は御年18才を間もなく迎えるが、元気に暮らしている。
これはこれで、誠に愛おしい。
重ねてきた歳月が余計にその思いを
深いものとしている。
そこに現れた新参者。
妻のたっての希望で迎えいれた
保護猫である。
わたしは、正直どちらでも良かった。
犬派だったのである。
あの従順さ、献身さ、目一杯の
外側へ放つ「動」の活力が最大の
魅力の動物である。
それとは、真逆の「静」の佇まいが、最大の魅力であるネコ。
自分も歳をとったせいか、この
「静」の時間が、この上なく心地いいのである。
「ただそこにいる」これだけで、
極上の安らぎを与えてくれるネコ。
急ぎ過ぎていく私達の毎日の時間。
「そんなに、急いでどうすんの?」
そう言われている気がする。
ネコとの時間………。