「税」という言葉を聞いたときに、皆さんは何を思い浮かべますか?
何を買うにも払わなきゃいけない税金。給料から天引きされる税金。いろいろな場面で税金は存在します。
今日はアメリカでの税金の種類について触れたいと思います。
そもそも「税金」というのは政府の収入源である以上に、政府が人民に政府にとって望ましい行動を促す、また政府にとって望ましくない行動をやめさせるためのツールでもあります。
つまり、税法というのはその地域の政治的プロセスの産物(product of political process)なわけです。
それなので、その地域の税制度を学ぶことによって、その地域全体の価値観(community value)や政府の試み(goal of government)がよくわかってきます。
とはいうものの、政党間での妥協や税法の抜け道を防ぐ試みのため、税法はどうしても非常に複雑になってしまいます。
それが理由で、国会や州会が作る税法(the Internal Revenue Code)だけでなく、政府が発行する条例(Treasury Regulation)や、裁判所が公布する判例(tax court cases)などを参考にしなければいけません。
でも、そのおかげで、僕たち税理士や税弁護士などが税法を研究し、活躍できるわけです。
僕もその複雑さに惹かれて、大学院1年間ひたすら税法について学んで、この道を選んだわけです。
さて、アメリカの税金にはどんな種類があるでしょう。
今考えて思いつく中では以下のカテゴリーがあります。
> Income Tax (所得税)
> Sales Tax (消費税)
> Property Tax (財産税)
> Transfer Tax (譲渡税)
> Employment Tax (雇用税)
> Excise Tax (物品税)
> Tariff (関税)
次の記事から、以下の項目で一つずつプロファイリングしていきたいと思います。
> Type (種類): 同じカテゴリーに中でも、種類は様々です。
> Jurisdiction (法域): アメリカでは、federal (合衆国), state (州), county (郡), local (市町村)など異なるレベルの政府が様々な税を同時に課します。
> Description (説明)
> Examples (例)


