夜光全数字に夜光が塗られた針、もしかして軍用に使われた
かも知れないスイス製ワイラーの腕時計です。
ワイラーといえば耐震機構に天芯受けにバネを使った「インカブロック」
ではなく、本来直線的な天芯と天輪のステイを極端に湾曲させてバネの
役割をさせた「インカフレックス」という通称「グルグルテンプ」でマニア的に
有名ですが今回の一本はそんなインカフレックスの前身かもしれません。
エボーシュではなくオリジナルムーブメントですけど、この当時としては
穴石のシャトン留めに微調整緩急針と「高級」なんじゃないかな?(笑)
バラしてみないと判りませんが、テンワの外側に囲うように
円状の金属が見えましてこれが何の機構なのか?
テンプのステイはやはり独特の形状に曲がってます(笑)
当然インカブロックは付いてませんので「耐震機構」であること
は間違いないようです。