令和6年1月1日 夜 車中泊 | ♡ my son´s diary ♡

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2011年生まれの長男と
2013年生まれの次男の育児日記です

長男を産んで1ヵ月後くらいに

 

東北の震災がありました

 

その時のことは今でもハッキリ思い出せます

 

あの時メディアでたくさんの報道があったからこそ

 

地震直後から津波避難と即行動できたんだと思います

 

明らかに今までの地震とは違う揺れだったので

 

絶対大きな津波が来る!と確信できました

 

地震後来た道を戻り大谷峠に向かってみたけど

 

今回の地震地面の隆起があったせいか

 

ほとんどの橋が道路との付け根から段差ができて

 

橋からその先には進めない状態でした

 

大谷峠も珠洲側はトンネルの手前が橋になっていたので

 

継ぎ目が隆起してその先には行けませんでした

 

(行けたとしてもトンネル内が崩落してて危険だったと思う)

 

坂道の途中で車を止めていたら

 

同じように津波から避難してきた車が数台きました

 

車で避難なんて渋滞して危険なのでは?

 

と言われそうですが 都会と違って田舎なので

 

皆さんが想像するような渋滞はほぼ起こりません

 

しいていうなら道路がひび割れたり崩れたりして

 

通れなくなって車が渋滞する可能性の方が高いです

 

ですので、都会の方はどうか車で避難しないでください

 

もし乗り物を使って避難するなら自転車かバイクがいいです

 

自転車やバイクなら渋滞を避けられるので良いと思います

 

とりあえず 少しでも高い位置と思い

 

山に逃げてラジオをつけ津波の情報を聞いていました

 

このあたりになると時間の感覚はなく

 

ただ外が暗くなっていったのが記憶にあります

 

そんなときふと子どもたちが

 

のど乾いた何か飲みたい トイレに行きたい

 

と言いました

 

トイレは車に乗せてあった防災グッズの

 

携帯トイレを使いましたが

 

のどの渇きはすごく悩みました

 

来る途中いつもなら寄るはずの自販機も寄らず

 

ましてや車内に備蓄してたわけでもない

 

かといってまだ大津波警報が出ているので

 

下手に自販機探しに移動するのも怖い

 

どうしようかと思っていたら

 

ふと 実家に持っていくはずだった

 

化粧箱に入ったお年賀の

 

紅まどんなが目に入りました

 

6個入って4000円くらいだったかな

 

実家の長男夫婦の分と次男夫婦の分2箱

 

悠長にお年賀渡せる状況ではないので

 

子どもたちの命を第一優先に考えて

 

お年賀ののしと包装をを破り

 

子どもたちに渡しました

 

とりあえずこれなら糖分と水分が両方摂れる

 

現状考えると今夜は家にも戻れないだろうし

 

実家にも行けないから

 

とりあえず今夜はコレでしのぐしかない

 

と思いました

 

地震から何時間が過ぎたか

 

同じ場所に避難していた人が

 

私の車のところまできて

 

「津波引いたみたいで、おそらく大きい地震来ない限り大丈夫でしょう

 

それより次地震着たときこの道や山が崩れるかもしれないから

 

ここを離れましょう 自分は明日仕事があるので

 

何とか金沢に向かいます お互い頑張りましょう」

 

と言ってその人は車を走らせました

 

私達も大谷峠から移動しましたが

 

道の状態やマンホールが凸っていたので

 

下手に移動もできず

 

その日は、若山町の道の駅で車中泊することにしました

 

子どもたちは疲れ切って無言

 

車はセレナだったので後部座席を上げ

 

子どもたちには車内の床に横になるよう言いました

 

でも、床が痛くて寝れない と長男が言うので

 

どうしようか悩み

 

車の中のいろいろな所を開けてみると

 

野球の道具を積む時用に用意してたブルーシートを発見

 

私は本来なら乾燥させるはずだった洗濯物を床に敷き詰め

 

その上にブルーシートを敷いて

 

子どもたちに横になるように言いました

 

すごく寝やすくなったよ と長男

 

そのあと、防災グッズのカバンの中にあった

 

アルミシートを掛け布団代わりに使うように言いました

 

これもかなり暖かったようで

 

子どもたちはその状態で夜を過ごしました

 

私はその間いつでも運転できるように

 

運転席に座ったまま

 

旦那と連絡がつかないことがとにかく不安でした

 

そんなとき義姉さんから着信があり

 

旦那と連絡ついたという知らせでした

 

何で!?と思ったら

 

家の固定電話が生きていたようで

 

そっちで連絡が付いたと…

 

まさか家の固定電話が生きてたなんて!と思い

 

義姉さんとの電話を切ると即家に電話

 

旦那と話すことができました

 

旦那の声を聞くと張りつめてた緊張が

 

ほぐれていくのを感じました

 

子どもたちは無事だったことと

 

明日何としてでも家に戻るからと伝え

 

私は眠らないまま一晩車内で過ごしました