どういうわけだか10月25日はいつもバタバタしていて・・・・
と言いますか、10月の後半はここのところずっと忙しくて、母の命日がいつの間にか過ぎています。

そういえば7回忌の時は某ミュージシャンの仕事で7回忌の翌朝早く鯖江から東京にとんぼ返りしたっけ・・・

97年に母が他界したので、もうこれで17年。

私の子供たちにとって祖母である母の存在は生まれた時からおらず、知らない存在。
次第次第に家族の中で存在が薄れてゆくのは仕方がないこと。

母と私は、私が一人っ子であったこともあり、友達みたいな親子でした。
母にはいろいろと打ち明け、話し合いました。

でも、母は私が大学卒業後、福井に戻ってくると信じていたのでしょう。
京都に残ると話した時は相当寂しそうでした。
(結果、すぐ東京に転勤するのですが・・・)

それもあってか、卒業後も芝居を続けたいと切り出した時、(もちろん、学生演劇をしていたこと自体内緒にしていたのですが・・)、おそらく生涯はじめて母に反対されました。しかも、相当・・・

私にはそれを跳ね返せる信念がありませんでした。
ま、元々芝居を始めた動機が「ただ、目立ちたい」だけでしたから・・・

他界する半月ほど前でしたでしょうか。
「本当はお芝居続けたかったんでしょ。ごめんなさいね」と話す母に、「結局、自分で選んだ人生だから納得してるよ」と答えると、ほっとした笑顔をくれました。

ちょっとした思い出です。
母の写真