Twiiterで良い評価が流れているので、ちょっと書きづらいですが、私の評価はちょっと厳しめです。
あ、今週は「デ」を観てきたのですが、ひとまず先週の努力クラブの感想から。
さらに、大阪公演を観る予定の方は【ネタバレ】になりますので、要注意です。
そこは、どうやら高台。
そこから、魔王城が見えるらしい。
あるいは見えたらしい。
魔王城を眺める人、かつて魔王城があったところを見に来た人たちが、それぞれ魔王城を語り、そして、ぼんやりとしていた魔王城の形がだんだんと見えてくる。
登場人物は誰も魔王城に行ったことがない。なのにたくさん語れるのである。
シーンの時系列は前後されていて、いろいろなイメージをすることができる。
そして、最後に合田君自身が作者として登場して来て言った言葉が「魔王城ってなかったんだよ」と根底から覆してしまう。
静かな始まりでした。
バタバタと展開するのではなく、高台(と思われるところ)からの見た目で展開するので、何はともあれ、役者さんの視線がミソ。
ここがちゃんとしてないと、正直役者さんの粗が気になってしまう。
申し訳ないですが、私はここが一番気になりました。
静かなお芝居ほど、細かい所作が大事ですもんね。
努力クラブも公演を重ねてきて、いろいろなキャリアの役者さんが出ています。
当然キャリア差を埋めるのは演出の力量です。
正直、もっとやりようがあったのじゃないかと思います。
後、そういった演技の粗さもあり、中盤がとてもだるかった。
後半、キタノさん、2号さん、佐々木君、長坂さんらが展開するシーンがとてもよかったので、そういう意味でも残念でした。
合田君は最後に作者として自分が出てきて、お話を終わらせてしまう手法が自分としては苦肉の策であったということを言っていましたが、正直、そこはむしろ面白かったです。
何かが足りない気がしたのは、魔王城がもしなかったとしたらどうであるかという考察が少なかったところでしょうか。
努力クラブをずっと観てきて(観てない公演も2つありますが・・・)、私の中での期待感がかなり膨らんでいることもあったのでしょう。面白かったのですが、少し不満が残ったのは事実。
もしかしたら、大阪公演はもっとよくなっているかもしれませんが、残念ながら行けません。
でも、大好きな劇団、愛すべき劇団であることは変わらないので、今後も応援を続けたいと思います。
写真は公演後のアトリエ劇研です。
あ、今週は「デ」を観てきたのですが、ひとまず先週の努力クラブの感想から。
さらに、大阪公演を観る予定の方は【ネタバレ】になりますので、要注意です。
そこは、どうやら高台。
そこから、魔王城が見えるらしい。
あるいは見えたらしい。
魔王城を眺める人、かつて魔王城があったところを見に来た人たちが、それぞれ魔王城を語り、そして、ぼんやりとしていた魔王城の形がだんだんと見えてくる。
登場人物は誰も魔王城に行ったことがない。なのにたくさん語れるのである。
シーンの時系列は前後されていて、いろいろなイメージをすることができる。
そして、最後に合田君自身が作者として登場して来て言った言葉が「魔王城ってなかったんだよ」と根底から覆してしまう。
静かな始まりでした。
バタバタと展開するのではなく、高台(と思われるところ)からの見た目で展開するので、何はともあれ、役者さんの視線がミソ。
ここがちゃんとしてないと、正直役者さんの粗が気になってしまう。
申し訳ないですが、私はここが一番気になりました。
静かなお芝居ほど、細かい所作が大事ですもんね。
努力クラブも公演を重ねてきて、いろいろなキャリアの役者さんが出ています。
当然キャリア差を埋めるのは演出の力量です。
正直、もっとやりようがあったのじゃないかと思います。
後、そういった演技の粗さもあり、中盤がとてもだるかった。
後半、キタノさん、2号さん、佐々木君、長坂さんらが展開するシーンがとてもよかったので、そういう意味でも残念でした。
合田君は最後に作者として自分が出てきて、お話を終わらせてしまう手法が自分としては苦肉の策であったということを言っていましたが、正直、そこはむしろ面白かったです。
何かが足りない気がしたのは、魔王城がもしなかったとしたらどうであるかという考察が少なかったところでしょうか。
努力クラブをずっと観てきて(観てない公演も2つありますが・・・)、私の中での期待感がかなり膨らんでいることもあったのでしょう。面白かったのですが、少し不満が残ったのは事実。
もしかしたら、大阪公演はもっとよくなっているかもしれませんが、残念ながら行けません。
でも、大好きな劇団、愛すべき劇団であることは変わらないので、今後も応援を続けたいと思います。
写真は公演後のアトリエ劇研です。