久しぶりのロブ・カールトンは元立誠小音楽室でした。
一昨年9月のトーストマスターズ以来ですので、1年半ぶりです。

まずは、仕事の都合で大遅刻。
最初のくだりは観れませんでした。
舞台は1900年よりちょっと前くらいのアメリカ。
ある富豪の豪邸のシガールームで4人の富豪が繰り広げる会話喜劇。

本当にオーソドックスな会話劇で、ドッカーンと笑うというよりクスクス笑いの連続。
お客はゆったりと構えて舞台で繰り広げられる会話喜劇をじっくり愉しむという感じは相変わらずでした。

お客はまるで「水戸黄門」や「大岡越前」を観るように、いつもの展開を楽しみにしているだけあって、最初からすんなりお芝居に入ってゆく。

「オーソドックスな喜劇を目指しているんです」と以前村角太洋さんがおっしゃっていましたので、まさに狙い通りの展開なのです。
安心して笑わせて頂きました。

ただ、ちょっと今回は気になるところが・・・・
私が拝見したのが初回ということもあったのでしょうけど、どうにも間が狂っている感じのところがいくつかあったのと、役名をとちっている箇所が散見されていて、とても仕上がりが粗い感じがしました。

オーソドックスであればあるほど、セリフをかんだりとちったり、間が合わなかったりというのはごまかしが効かなくなりますし、芝居の仕上がりに大きな影響を与えてしまいます。
なにせ「勢いで持ってゆく」タイプのお芝居ではありませんし。
逆にむしろごまかさずに、拾って芝居にしてしまった方が良いくらいです。ま、たくさんありすぎたら収集付きませんけど・・・

今回はそこがとても気になりました。
初回だからというのは言い訳できませんしね。

演出の狙いがわかるだけにちょっと残念です。
でも、また観に行きます。

写真はまた撮り忘れましたのでチラシです。

ロブカールトン7F