「西一風の公演は必ず行くんだ?」と嫁に聞かれました。
ま、唯一の自分の出身劇団ですしね。行ける限りは行きたいと思います。
そんなこと言いつつも1988年の秋から2009年の春までは全く観てないんですけどね。
96年ごろだったか、練習場を訪ねたことはありましたが。12月の公演直前で、かえって邪魔しちゃった記憶があります。
さて、「モモ」。
ミヒャエル・エンデの名作にチャレンジ。
かなりうまくアレンジ出来ていたと思いますね。
そこは高く評価したいと思います。
西一風なりの解釈も加えていたし、特に舞台を使われなくなった「劇場」にしているのは秀逸でした。
時間貯蓄銀行は、劇場の改修を請け負う「市橋組」という建築会社にアレンジしたのもなかなか良かったです。
ですが。
お芝居全体としては、盛り上がりに欠ける「平べったいイメージ」の仕上がりになっていました。
以下、敢えてちょっと厳しめに書きます。(一応先輩なんで)
平べったいイメージにしている原因は2つ。
ひとつは、脚本。登場人物が時間を回復するところの描き方が唐突であること。
もうひとつは、演技。
正直、1回生が多いということもありますが、全体に抑揚と強弱がない、緊張と脱力の差もない。
かといって、元気いっぱいでもない。
ちょっとひどい言い方をすれば、世間が「学生劇団」に期待しているレベルはもっと上です。
細かい演技ができなれば、有り余るパワーで押し切るという手もありますし、それで舞台の雰囲気が壊れるというのであれば、きっちり演技すべきです。
特に、全体的に客席の意識の仕方が中途半端。
歌舞伎や新劇のようにおもいっきり意識するか、全く意識しないかのどちらかにすべきです。
解決策としては、
まず、それぞれの役柄のキャラクターをちゃんと作ること。
そこが曖昧になっている役者が多いような気がしました。いや、むしろ、できているのは私道さんくらいだったかな。
あとは台詞のしゃべり方の強弱をちゃんとつける。だって、普段の生活の中でも、もっと言葉に表情ありますよね。
ま、1.2回生中心のメンバー構成なので、なかなか難しいところはあるかと思います。
でも、たとえば2年前の1.2回生はもっと高いレベルのことができていましたよ。
そのためにも、たくさん、お芝居を観に行って欲しいと思います。
とくに、少し上の世代の劇団のお芝居をぜひたくさん観て欲しい。
サワガレ、デ、努力クラブ、悪い芝居、月面クロワッサン、飛び道具など先輩たちがいる劇団だけでも
たくさんありますしね。
後は、脱力の練習をきっちりやることかな。
ま、それは私たちの時代から変わらないんですけどね。
演技はやっている年数ではなく、一瞬の心構えで変わります。
つかめた人は1日で変わります。
(かく言う、私も同じような経験をしてますので・・・・)
と、偉そうに書きました。
これを現役の諸君が読むかどうかはわかりません。
読まなくたってかまわないんですけどね。
いずれにしても、私としては次の公演に期待したいと思います。勝手ながら。
さて、写真はかわいいかわいい後輩達です。
がんばれー!!
ま、唯一の自分の出身劇団ですしね。行ける限りは行きたいと思います。
そんなこと言いつつも1988年の秋から2009年の春までは全く観てないんですけどね。
96年ごろだったか、練習場を訪ねたことはありましたが。12月の公演直前で、かえって邪魔しちゃった記憶があります。
さて、「モモ」。
ミヒャエル・エンデの名作にチャレンジ。
かなりうまくアレンジ出来ていたと思いますね。
そこは高く評価したいと思います。
西一風なりの解釈も加えていたし、特に舞台を使われなくなった「劇場」にしているのは秀逸でした。
時間貯蓄銀行は、劇場の改修を請け負う「市橋組」という建築会社にアレンジしたのもなかなか良かったです。
ですが。
お芝居全体としては、盛り上がりに欠ける「平べったいイメージ」の仕上がりになっていました。
以下、敢えてちょっと厳しめに書きます。(一応先輩なんで)
平べったいイメージにしている原因は2つ。
ひとつは、脚本。登場人物が時間を回復するところの描き方が唐突であること。
もうひとつは、演技。
正直、1回生が多いということもありますが、全体に抑揚と強弱がない、緊張と脱力の差もない。
かといって、元気いっぱいでもない。
ちょっとひどい言い方をすれば、世間が「学生劇団」に期待しているレベルはもっと上です。
細かい演技ができなれば、有り余るパワーで押し切るという手もありますし、それで舞台の雰囲気が壊れるというのであれば、きっちり演技すべきです。
特に、全体的に客席の意識の仕方が中途半端。
歌舞伎や新劇のようにおもいっきり意識するか、全く意識しないかのどちらかにすべきです。
解決策としては、
まず、それぞれの役柄のキャラクターをちゃんと作ること。
そこが曖昧になっている役者が多いような気がしました。いや、むしろ、できているのは私道さんくらいだったかな。
あとは台詞のしゃべり方の強弱をちゃんとつける。だって、普段の生活の中でも、もっと言葉に表情ありますよね。
ま、1.2回生中心のメンバー構成なので、なかなか難しいところはあるかと思います。
でも、たとえば2年前の1.2回生はもっと高いレベルのことができていましたよ。
そのためにも、たくさん、お芝居を観に行って欲しいと思います。
とくに、少し上の世代の劇団のお芝居をぜひたくさん観て欲しい。
サワガレ、デ、努力クラブ、悪い芝居、月面クロワッサン、飛び道具など先輩たちがいる劇団だけでも
たくさんありますしね。
後は、脱力の練習をきっちりやることかな。
ま、それは私たちの時代から変わらないんですけどね。
演技はやっている年数ではなく、一瞬の心構えで変わります。
つかめた人は1日で変わります。
(かく言う、私も同じような経験をしてますので・・・・)
と、偉そうに書きました。
これを現役の諸君が読むかどうかはわかりません。
読まなくたってかまわないんですけどね。
いずれにしても、私としては次の公演に期待したいと思います。勝手ながら。
さて、写真はかわいいかわいい後輩達です。
がんばれー!!