先週の日曜日のこと、下鴨神社の手づくり市へゆくという家族と11:00に人間座で開演するという芝居を観たい私との利害がきれいに一致し、無事サワガレを観ることができました。
よく考えるとサワガレで観ていないのは前回の「グッ(ト)モーニン!」だけで、後は全部観ています。
それだけ田中次郎君が好きということで・・・(ポッ)(笑)
今回は二人芝居でした。
と言っても最初と最後に田中君がちょっとだけ出てしっかり導入を作っていましたが。
今回の公演は二人芝居ということもあるせいか、とてもシンプルで伝わりやすかったと思います。
二人の人としての中身をなくした男女が、中身を見つけつつ、自分の罪深さを知ってまた中身を失い、袋に戻ってゆく。
袋はすなわち、外見だったり、肩書だったり、形だったり。
設定は物資も仕事も何もなくなった国。
そして、ここに出てくる二つのキーワード、「袋病」と「国営ラジオ」と「解体工場」。
「袋病」は国中に伝染し、「国営ラジオ」で断食をすることで治ると言われ、あらゆる食料は忌み嫌われ「解体工場」で解体される。
食べない人は当然死ぬ。
紙もなくなった国では、死んだ人の皮をはがし、皮葉書にして、「国営ラジオ」に「袋病」についての話を送り、放送されるのを待つ。
二人は「皮葉書」に書かれた投書を書きとって、「国営ラジオ」に届けるという役目を負って旅をしているという風だったが、そもそもが「国営ラジオ」自体存在していたのどうかも定かではなく、それは元々解体工場で勤務していた二人が欠乏していた食料を得るために始めたウソだったのだ。
自分たちの罪深さに気が付くが、また、中身が無くなり「投書」」を書きとる旅に出る。
異常な国の形、でも、それもまた人が作ったものなのだという問いかけなのでしょうか。
さらに、彼らの旅が終わらないという終わり方も、人間のどうしようもなさを描いていているのでしょうか。
実にシュールでかつ考えさせられておもしろい!!!
そして、田中君なりの世界観がしっかりと伝わってきます。
過去のサワガレのお芝居と比べても表現が洗練されていてとても良かったです。
木下さんの飄々とした演技、加藤さんの粗っぽく見せながら気弱な感じもとてもよかったですね。
音効も、決して演技を邪魔しない映像も照明も、バランスが取れていてよかったですね。
おそらくは過去の私が観たサワガレの中で一番良かったと思います!
うん、なんだかサワガレがもっと楽しみになってきました。
ということで、すっかり写真を撮り忘れました。
すいません。
よく考えるとサワガレで観ていないのは前回の「グッ(ト)モーニン!」だけで、後は全部観ています。
それだけ田中次郎君が好きということで・・・(ポッ)(笑)
今回は二人芝居でした。
と言っても最初と最後に田中君がちょっとだけ出てしっかり導入を作っていましたが。
今回の公演は二人芝居ということもあるせいか、とてもシンプルで伝わりやすかったと思います。
二人の人としての中身をなくした男女が、中身を見つけつつ、自分の罪深さを知ってまた中身を失い、袋に戻ってゆく。
袋はすなわち、外見だったり、肩書だったり、形だったり。
設定は物資も仕事も何もなくなった国。
そして、ここに出てくる二つのキーワード、「袋病」と「国営ラジオ」と「解体工場」。
「袋病」は国中に伝染し、「国営ラジオ」で断食をすることで治ると言われ、あらゆる食料は忌み嫌われ「解体工場」で解体される。
食べない人は当然死ぬ。
紙もなくなった国では、死んだ人の皮をはがし、皮葉書にして、「国営ラジオ」に「袋病」についての話を送り、放送されるのを待つ。
二人は「皮葉書」に書かれた投書を書きとって、「国営ラジオ」に届けるという役目を負って旅をしているという風だったが、そもそもが「国営ラジオ」自体存在していたのどうかも定かではなく、それは元々解体工場で勤務していた二人が欠乏していた食料を得るために始めたウソだったのだ。
自分たちの罪深さに気が付くが、また、中身が無くなり「投書」」を書きとる旅に出る。
異常な国の形、でも、それもまた人が作ったものなのだという問いかけなのでしょうか。
さらに、彼らの旅が終わらないという終わり方も、人間のどうしようもなさを描いていているのでしょうか。
実にシュールでかつ考えさせられておもしろい!!!
そして、田中君なりの世界観がしっかりと伝わってきます。
過去のサワガレのお芝居と比べても表現が洗練されていてとても良かったです。
木下さんの飄々とした演技、加藤さんの粗っぽく見せながら気弱な感じもとてもよかったですね。
音効も、決して演技を邪魔しない映像も照明も、バランスが取れていてよかったですね。
おそらくは過去の私が観たサワガレの中で一番良かったと思います!
うん、なんだかサワガレがもっと楽しみになってきました。
ということで、すっかり写真を撮り忘れました。
すいません。
