桟敷で酒を飲みながら芝居を観るなんて、おそらく目黒不動尊で状況劇場を観て以来ではないだろうか。
やっぱり芝居は酒飲みながら観ないとね・・

っていうことで、先週の月曜日、前回の公演からずっと高間君に誘われていたこともあり、笑の内閣を観てきました。
会場は神宮丸太町の「METRO」。普段はライブハウスなんだそうです。

今回のお芝居は、風営法でダンスが規制されていることがテーマ。
最近、各所で署名活動が盛んに鳴って来ておりますから、ご存知の方も多いと思いますが、1948年に制定された風営法にはダンスが規制対象になっております。

ま、昔はダンスホールに売春婦などがいらっしゃったことが原因のようですが、60年以上も経ち、ダンスもダンスを踊る場所も変わった今、正直実情に即していない法律と言えます。

ということが今回のテーマ。
某ダンスホールに踏み込む予定の京都府警。潜入捜査をしていた警官の実の妹がちょうど踏み込む時間にDJをする予定と知って・・・・というお話。

テンポよく、さほど説教臭くならずに、笑いを交えながら「風営法ダンス規制」の問題を紐解くあたりはさすがだなと思いながら観ておりました。

また、ダンスだけにたくさんのエキストラの皆さんが出演してまして、それもまた面白かったです。
宗岡茉侑ちゃんが出ていたのにはびっくり。

さて、お芝居なのですが、かなり意図的にアドリブの部分がちらばめてあった感じなのですが、全体的には芝居が粗い印象が残りました。
粗いというか雑と言ったほうが良いかも知れません。
間もちょっと雑でしたね。

アドリブは、きっちり計算されているお芝居があってこそ活きてくるものであって、全体が雑だと逆に活きてきません。もしかすると登場人物が多い分、しっかり練習時間が取れていなかったのかもしれません。

とても面白いお芝居だっただけにそこがちょっと残念でした。

でも、また行こうと思います。
あ、写真撮り忘れてしまいました・・すいません。