先週の土曜日のこと、劇団飛び道具「四人のショショ」を観てきました。
遊劇体と並んで好きな劇団飛び道具ですが、なんと前回、予定が付かず観に行けず、随分と久しぶりとなりました。
MONOや遊劇体さんほどではありませんが、まあまあ世代が近いメンバー(「いっしょにするな~」と言われそうですが)のお芝居だけに、世代特有の「わかる」感があり、また、我々が今直面する社会の問題をしっかりと取り上げてくれているところはとても共感が持てるお芝居でした。
公演からちょっと時間が経っているので、あえてあらすじは追いません。
舞台は、総合病院(と思われる)の産婦人科のロビー。
窓からはたくさん並ぶ新生児を見ることができる。
そこで繰り広げられる3つの家族の人たちが、微妙に交錯し、話が展開してゆきます。
複雑でなく、でもシンプルでもなく、おかしみとかなしみが交錯する感じは実に秀逸でした。
また、そこで語られる話は、
・あまり語られない高齢出産のリスク
・高齢出産希望者の不妊治療
・ワーカホリックの父親と家族の不和
・出産に立ちあう父親と仕事
・子育てにまつわる問題
・過疎化老齢化する60年代70年代に建てられた団地
・介護を生業とする人の未婚率の高さ
などなど・・
そのすべてが飄々とした感じで語られるせいかすーっと体の中に入ってきます。
おそらくは、観ている人はそのそれぞれの立場で違ったテーマに自分を投影して観ていたのではないでしょうか。
私も多分に漏れずそうでした。
ずーっと気になっていたのは、テニスボール。
そう、硬式のあの黄色いテニスボールが転がってくるところからお芝居が始まって、ポイントポイントで語る役者さんがテニスボールを使うんです。最後まで。
「あれってなんだったっけー」
で、最後に思い出しました。
そう、出産時のいきみ逃がしにお尻にあてておくのに硬式のテニスボールがよかったんです。
で、帰りの道をあるいていて気が付いたんです。
お芝居の中で登場人物すべてのある意味「いきみ逃がし」にテニスボールを使っていたということを。
いやはや、なんと繊細な演出。
それをしっかり演じる役者の皆さんもさらにさすが。
あ、タイトルがなんで「四人のショショ」なのかも最後にわかります。
恐るべし飛び道具。
また観に行くとします。
遊劇体と並んで好きな劇団飛び道具ですが、なんと前回、予定が付かず観に行けず、随分と久しぶりとなりました。
MONOや遊劇体さんほどではありませんが、まあまあ世代が近いメンバー(「いっしょにするな~」と言われそうですが)のお芝居だけに、世代特有の「わかる」感があり、また、我々が今直面する社会の問題をしっかりと取り上げてくれているところはとても共感が持てるお芝居でした。
公演からちょっと時間が経っているので、あえてあらすじは追いません。
舞台は、総合病院(と思われる)の産婦人科のロビー。
窓からはたくさん並ぶ新生児を見ることができる。
そこで繰り広げられる3つの家族の人たちが、微妙に交錯し、話が展開してゆきます。
複雑でなく、でもシンプルでもなく、おかしみとかなしみが交錯する感じは実に秀逸でした。
また、そこで語られる話は、
・あまり語られない高齢出産のリスク
・高齢出産希望者の不妊治療
・ワーカホリックの父親と家族の不和
・出産に立ちあう父親と仕事
・子育てにまつわる問題
・過疎化老齢化する60年代70年代に建てられた団地
・介護を生業とする人の未婚率の高さ
などなど・・
そのすべてが飄々とした感じで語られるせいかすーっと体の中に入ってきます。
おそらくは、観ている人はそのそれぞれの立場で違ったテーマに自分を投影して観ていたのではないでしょうか。
私も多分に漏れずそうでした。
ずーっと気になっていたのは、テニスボール。
そう、硬式のあの黄色いテニスボールが転がってくるところからお芝居が始まって、ポイントポイントで語る役者さんがテニスボールを使うんです。最後まで。
「あれってなんだったっけー」
で、最後に思い出しました。
そう、出産時のいきみ逃がしにお尻にあてておくのに硬式のテニスボールがよかったんです。
で、帰りの道をあるいていて気が付いたんです。
お芝居の中で登場人物すべてのある意味「いきみ逃がし」にテニスボールを使っていたということを。
いやはや、なんと繊細な演出。
それをしっかり演じる役者の皆さんもさらにさすが。
あ、タイトルがなんで「四人のショショ」なのかも最後にわかります。
恐るべし飛び道具。
また観に行くとします。