月曜日の夜、ひょっこり時間ができることが分かったので、ひとまず予約をして行ってきました。
松本さんが美術で参加していることも決め手です。

さて、初ロロ。
やはり、東京で話題の若い劇団だけあって、テンポもセリフ回しもこぎみ良いですね。

テーマは愛の話。
10人の男女がいろいろな愛の話を紡いでくれます。
相思相愛でも彼女が光る。とか。
200歳のお爺さんが若い女性を真剣に愛する、しかも彼女のひいおばあさんから好きだったとか。
彼氏が何者かから「後5ターンで死ぬ」と言われているとか、
その彼氏の元カノは、自分が愛されていないのにつくすとか、
で、その彼女を真剣に愛している幽霊とか。

実にかるーく始まる愛の話は、少しずつ深さを増し、それは様々な形の愛の姿を描いてゆく。
そのくるくると展開しつつもじわーっと拡がる感じが実に絶妙。

役者の皆さんもしっかりキャラクターが立っていて面白かったですね。

「もう少しひねりがあったらなぁ」なんて観ているときは思ったのですが、今思うとそれはそれでよかったのかなと思っております。

最後の方のシーンで、かなうはずのない幽霊の愛は、最後の最後に少しだけ彼女の手に触れることが出来ると言うことで、ほんのわずか成就します。
私としては、その後に展開するラストシーンより感動的でしたし、救われました。

でもね。
この10月6日で、結婚して16年。
交際をはじめて22年の先輩から言わせていただくと、もうちょっと違う形の愛もあるんだぞーって言いたいかな。

えー、写真は撮るのを忘れました。
会場は元・立誠小学校、創立100年をゆうに超えるこの学校もいろんな愛を見てきたんでしょうね~。
なんてね。