観てからちょっと経っています。
先々週の土曜日劇研アクターズラボ+正直者の会 鉄人漁船「白」を観てきました。
といいますか、サポートスタッフしてきました。

サポートスタッフをはじめて一年弱なのですが、アクターズラボのスタッフをさせて頂くのは初めてでした。
まあ、後輩がいるのに初めて観るなんてなんと薄情な先輩なんでしょうか、私は。

ほんと申し訳ございません。

さて、お芝居。
舞台は一面にかかる白Tシャツが実に見事!
で、お話。

主人公はA子さん、旦那さんは、おそらく建設会社の人で、長く海外出張に出る人。
そこで、A子さんはパートの仕事を始める。
それが、地図を作る仕事。
そして、パートナーのイトイさんと地図の測量にでかけるが、ある日イトイさんが測量中にいなくなってしまう。
家に帰っていたA子さんでしたが、そこへ会社から連絡が来てイトイさんを探す旅に出かけてゆく。

A子を5人の女優さんがかわるがわる演じてゆく。
男優さんも5人、それぞれが同じ人を演じたり、他の人を演じたり。
そして、展開するシーンの中で、現実のようなシーンと非現実のようなシーンが交互に重なってゆく。
イトイさんがいなくなったことも夢、もしかしたら働いていることすら夢なのかもしれません。

全編夢の中のようなお芝居。
とても詩的なお芝居。

展開するシーンはどれも美しかったです。
その美しいシーンの中に垣間見えるのは、主人公A子のいらだち。
そのいらだちは、働き始めて見えてきた世間だからこそという過程でなのかもしれません。

とてもきれいで素敵なお芝居でした。
ただ、結婚して16年。嫁と出会って22年の私のとってちょっと共感できないのはこのA子のいらだちを理解できない夫という設定。

そこは、おそらく「会話」で解決できると思うのです。
3年単身赴任している私が言うのだから間違いないと思うのです。

たぶん・・・・・

えっ!違うって!?・・・そんなぁ~。