西一風が名作に挑戦するプロデュース公演。
今回は松尾スズキさんの「ふくすけ」でした。

正直、かなり難しい作品だったと思います。
めくるめく展開と個性的な登場人物。
3組の登場人物がくるくるとからまって、細かく切りかわりながら展開してゆくお芝居。

しかもその作品の12人の登場人物を、西一風は8人でこなすという荒業。
もっと言えばスタッフを加えても10人。
かなり、よくやったと思います。

あらすじは既成作品ですし、今日もやってますので書きません。

昨日の公演が終わった後、意見を求められたので、ちょっと厳しいかなと思いつつ正直に指摘しました。

それぞれの役者が自分の役をやるので精一杯で、相手の芝居を観れていない。
つまり、ひとつひとつのシーンのつながりが浅い。
それによって、この芝居のミソであるドライブ感が損なわれてしまっていました。

言い換えれば、皆、真面目。
動きにしても、セリフにしても、もっと強さと緩さが無いとドライブ感が出てきません。
意識的に間をつめるぐらいしてもいいのではないかと。

たぶん、彼らのことだから、今日、最終日調整してくると思います。
それだけの実力はみんな持ってると僕は思っています。

その中でも早川さんはよくやってたと思います。
彼女かなりうまくなりましたね。
あ、もちろん、他の役者さんもがんばってましたよ。

何事も良い経験です。今日も、そして、また来年もがんばれ西一風!!
僕は応援続けますよ。
2代目座長だしね。(笑)

もし、よろしければ、今日も立命館大学学生会館小ホールでやっています。
ぜひ、観に行って頂ければ幸いです。

mokichi4516こと齋藤秀雄の京都単身赴任生活-西一風ふくすけ